106話▽愛らしい▽ ページ11
俺は恥ずかしさを投げ捨てて、そっとAの背中に手を回した。
すると、Aはすり寄るようにぐっと俺に近づき、イングラシアへ来るまえのように、尻尾を俺の足にぎゅっと巻き付けた。
正直ちょっとくすぐったいが…どこか寂しそうなので抵抗せずに受け入れてやる。
暫くすると安心したように目を閉じて、眠りに入るA。
俺は未だ結ばれたままの髪を、起こさないよう優しくほどいた。さらさらとシーツの上にほどいた髪が垂れていく。
ほんっと、…綺麗だよなぁ……。
そっと髪に触れ、優しくといていく。絡まることなくするするっと俺の指は通っていき、一本一本の細い髪が、シーツの上に落ちていった。
はぁ、……なんでこんなに俺を惹き付けて離さないんだろうか。Aに触れる度に、もっともっと奥へ奥へと沈んでいく。
Aの頬を優しく包み込むと、少し冷たさを感じたため、俺は少し手の温度を上げて撫でて上げた。
『ん、……りむる…』
リムル「うん、ここにいるよ」
『……えへ、っ……すき…』
リムル「………俺も、…俺も好きだよ」
告白する勇気がないわけではない。ただ、もしそれでAを傷つけてしまったら。俺が守りきれなかったら。そう思うと罪悪感で押し潰されそうになる。
リムル「俺がもっと強くならないといけないよな、…」
だから、…強くなるその時まで、…俺はお前を守り抜いて、そばにいてやるから。
断られても、お前の不安を全部受けとめてやるから。
だから、…今は少しだけ許してくれ。
俺はAの額に軽くキスを落とした。
ここは、お前が俺の気持ちを受け入れてくれたときにとっておこう。
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しらたま(プロフ) - すずさん» ありがとうございまーす！週末になったらあげますね〜！！ (4月25日 6時) (
レス) id: a300713acd (このIDを非表示/違反報告)
すず - 続き楽しみです。更新待ってます！！ (4月24日 21時) (レス) id: 1b00827d81 (このIDを非表示/違反報告)
しらたま(プロフ) - あざぁすっっっ！！😆💕✨個人的にヴィオレちゃんは好きだしルミナスにぶっ壊れた(？)愛情をもらいたいなぁ〜っと思って書いてました！！！😆⤴️💓 (4月19日 21時) (レス) @page29 id: a300713acd (このIDを非表示/違反報告)
すず - キャラの口調とかしっかりつかめていてすごいと思います！！ (4月19日 18時) (レス) id: 1b00827d81 (このIDを非表示/違反報告)
すず - ルミナスがイケメンすぎてヤバい。白玉さん本当にリスペクトです！！ (4月19日 18時) (レス) id: 1b00827d81 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しらたま | 作成日時：2024年1月22日 19時
