第二章 ページ14
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綺麗な花…
確か、藤の花だったか。
美しい藤の花を眺めながら、集合場所へ歩を進める。
これから私は、鬼殺隊最終選別を受けるのだ。
大丈夫。あれだけ鍛錬した。
師匠が沢山のことを教えてくれた。
きっと、上手くいくはず。
「すごい人…」
藤の花が咲き乱れる道が開けると、そこには腰に刀を差した、自分よりも少し年上の人が沢山いた。
この中で生き残れるのはたった数人。
師匠の代は、四人しか選別を突破出来なかったらしい。
他の人達はみんな鬼に殺された。
私も今日、鬼と対峙するんだ。
杏寿郎を、多くの人の命を奪ってきた鬼。
鬼は、日輪刀という特殊な刀で頸を斬るか、太陽の光を当てないと死なない。
腕を斬っても足を斬っても再生するらしい。
そんな鬼と渡り合うため、人間が会得したのが"呼吸"。
師匠に教わったこの呼吸は、本当に鬼を滅することができるのだろうか。
___いや、必ずできる。
師匠が教えてくれたことは、全て確かだ。
「では、行ってらっしゃいませ」
女の子からの選別の説明が終わり、私達は山へと歩き出す。
必ず生きて、師匠とお母さんの元へ帰ろう。
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みーた(プロフ) - 麗羽さん» 泣かないでぇ(´;ω;`) (2019年10月12日 21時) (レス) id: 8487e33076 (このIDを非表示/違反報告)
麗羽(プロフ) - 普通に泣きました……( ;∀;) (2019年10月12日 13時) (レス) id: 835b4d5769 (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ(プロフ) - みーたさん» ありがとうございます! (2019年10月12日 12時) (レス) id: 483e5f8c50 (このIDを非表示/違反報告)
みーた(プロフ) - ちぃさん» 申し訳ございませんでした!すぐにルビをふってまいりますので少々お待ちください! (2019年10月11日 22時) (レス) id: 8487e33076 (このIDを非表示/違反報告)
みーた(プロフ) - おさるさん» ありがとうございます!更新頑張ります! (2019年10月11日 22時) (レス) id: 8487e33076 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みーた x他1人 | 作成日時:2019年9月29日 20時