FBIと公安に愛される私 Part3

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〜A〜



拓真｢鈴風様に似てお綺麗ですね｣


拓真の口からそんな言葉を聞くなんて思ってもみなくて、写真を落としてしまった


｢む…無理にお世辞言わなくていいよ｣


お父さんがいるから言ってるだけなんだ



本音じゃない



拓真｢奥様より……女性を褒める時は思ったことを口にしろと命令されています

なので思ったことを口にしただけです


とてもお綺麗ですよ｣


落ちた写真を拾って手渡してくれる拓真の顔は不敵で何を考えているのか分からない


でも……期待なんかしてなかったら、そんなありきたりな言葉でも嬉しかったりする



｢拓真もやれば？｣


拓真｢遠慮しておきます｣


｢えー。やろうよ。未来の自分が見られるんだよ｣


拓真｢未来なんて興味ねーよ！！っ、いえ……。旦那様とお嬢様が幸せなら、私の未来などどうでもいのです

では、準備がありますので失礼します｣


拓真は自分に関心を持たない


いつだって私とお父さんを中心とした世界にいる


私としては嬉しいよ。どんな形であれ拓真が私を考えてくれてるなら


でもそのせいで何かを我慢させているのは嫌だ









〜コナン〜



拓真さんは“何に”あんなに怯えてたんだ


10年後の顔を知られたくなかった？

もしそうならあの顔は偽物ってことになるが……



どうして自分から自分を疑わせる行動(マネ)をするんだ？


誘っているのか？俺達を……


蘭｢コナンくんもやろうよ｣


光彦｢灰原さんも｣


コナン｢ボクはいいよ｣


灰原｢私もパス｣


小五郎｢つべこべ言わねぇでやるんだよ！10年後のお前の生意気の顔を見てやる｣


歩美｢哀ちゃんもやるの！｣


おいおい。マズいだろ

10年後っつたら俺は工藤新一

灰原は宮野志保なんだぞ


Aさんに助けを求めるも昴さんに捕まっていた




機械が動き出してシャッターがきられた瞬間、エラーを知らせるメッセージが鳴った


た……助かった



灰原｢10年後には2人とも死んでるって事かしら｣


コナン｢は…はは……まさか｣


10年後を写すって意味ならもしかしたら……ありえるかもだけど


俺自身。死ぬつもりはない


蘭にまだ告ってねーし……


いつまでも江戸川コナンじゃいられないし、早いとこ連中を一網打尽にして元の体に戻らねーと



コナン｢ん？拓真さん。落としてるよ｣


ダンボールいっぱいの飾り付けが一つ落ちた事に気付かず行ってしまおうとする拓真さんを追いかけた

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