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〜コナン〜
な、何でこの人、俺の正体を
シンガポールから帰って、会ったときにはアーサーと
俺が工藤新一だって分かる素振りはなかったはず
リリック｢私はね、江戸川少年。ニューヨーク市警に圧力をかけた。妻の事故を調べるな、と｣
｢普通は逆なんじゃ……｣
リリック｢だってもし犯人が捕まってしまったら、うーん。そうだな。7年ぐらいかな。塀の中にいるのは。たったそれだけでソイツの罪なくなる。そんなの許せるわけないだろ？｣
それは違うと言いたいのに口が開かなかった
家族を失ったことのない俺には決して分かりえない苦しみと痛み
でも…………人が人を殺すことは絶対にやっちゃいけないんだ
どんな理由があろうとも
リリック｢君達の正義と私の正義は違う｣
｢奥さんはきっとリリックさんが犯罪者になることを喜んだりしないですよ。絶対｣
リリック｢うん。望まないだろうね。でもね、割り切れないんだよ。私は｣
探偵として色んな犯罪者と向き合ってきた
理不尽に奪われた命が戻ることはなく、それならいっそ、同じように奪ってやろうと悪意にまみれる
マーク｢貴方が信用しているのは、つまり……アランだけってことですか｣
リリック｢だってアイツだけだろ？忠狼の
苦虫を噛み潰したかのように拓真さんの表情はひどく歪んでいた
リリック｢嫌いなんだよ。忠狼はアランのことが｣
だろうな
嫌いを隠すことなく全面に押し出している
アランという人はリリックさんにとって優秀な従僕に分類される
きっとリリックさんの人殺しを手伝うんだろう
それが悪いことだと分かっていながら
拓真｢所詮、従僕は主人がいなければ成り立たない存在。私は旦那様のお手を煩わせるぐらいなら自分で処理します。ですが、旦那様のお心を推し量るのもまた私の仕事。旦那様が本気で望むのであればご用意しますよ。人間を｣
一瞬たりとも目を離すことなく真っ直ぐと俺を見る
冷たい機械的な目
矢河氏が殺したい相手っていうのは、まさか…まさか……
拓真｢じゃ、俺は会社に戻るから好きなだけ遊べよ｣
リリック｢仕事熱心だな｣
拓真｢旦那様の顔に泥を塗るわけにはいきませんから。それに今日出た改善点を活かして開園までに作り直さなければならないので｣
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まゆ(プロフ) - コメントありがとうございます！ネタが思いついたときにしか更新してないので、時間かかってしまいますが、こうして待ってくれてる読者様がいてくれると頑張れます！！ (7月23日 22時) (
レス) id: c462f277ab (このIDを非表示/違反報告)
礼 - めっちゃ面白かったです。続きが楽しみで仕方ありません。余力がある時に続きを書いていってくださると読者としてとても嬉しく思います。頑張って下さい。 (7月23日 22時) (レス) @page30 id: 3d2eda965f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まゆ
| 作成日時：2022年12月28日 0時
