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〜灰原〜
この人は困ってる人がいたら後先考えずに助けてしまうのよね
それは美点であるけど心配にもなる
上原｢みんなの話しを聞いてるとAちゃんって探偵みたいね｣
園子｢警察顔負けの実力よ｣
褒められてる本人は呑気に蕎麦湯を飲んでる
｢美味し。哀ちゃんも飲む？｣
灰原｢じゃあ私のも分けてあげるわ｣
世良｢AさんってOLより探偵とか警察のほうが向いてたんじゃないか｣
｢人の目を気にしてただけだよ｣
園子｢またまた。謙遜しちゃって｣
｢本当だよ｣
父親が世界的に有名な社長じゃ周りの目が恐くなるのは当然
お蕎麦を食べ終わったAさんはおもむろにバックから何かを取り出した
蘭｢わ、可愛い｣
和葉｢これってガラスペンやんな？どうしたん｣
｢作ってみたの。それでね、ほら。蘭ちゃんのお母さんって弁護士でしょ？使ってみて欲しいなぁって｣
蘭｢うん、分かった。お母さんに渡しておくね｣
歩美｢Aおねーさんが作ったの！？すごーい｣
｢まぁ一応ね。でね、評判よかったら商品化しようかなと｣
園子｢これが売ってたら買っちゃうけどな。あたしなら｣
｢だってもし売って、購入者からクレームきたら嫌じゃん｣
変なとこで小心者、というか臆病
従来のガラスペンよりも持ち手にこだわってるし、なんかもうアートって感じ
灰原｢で、私達には？｣
｢え、ないよ。だって学校はこういうの使えないでしょ｣
灰原｢別に普段使いは出来るじゃない｣
歩美｢これでお手紙書いてみたーい｣
蘭｢ねぇ歩美ちゃん。私達はさ、これが売られたときに買わない？｣
和葉｢せやせや。楽しみは後に取っといたほうがええよ｣
｢欲しいならみんなの分も作るけど｣
灰原｢いいわよ。私達だけ特別に作って、後からAさんが悪く言われるの嫌だし｣
最初からくれるって言うなら、まぁ、貰うけど新たに作ってまでも欲しいと思うほど図々しくはない
｢盛り上がってるとこ悪いんだけど、えと……ごめんね和葉ちゃん。東京の文房具店、AKIHARUでしか売る予定なくて｣
和葉｢ええーー！！何でぇーー！！？｣
｢そんなに数作るつもりないから、かな……？｣
蘭｢じゃあさ和葉ちゃん。発売したら私が和葉ちゃんの分も買っとくよ｣
和葉｢ホンマに？ありがと〜｣
Aさんって良くも悪くも普通の人って感じだけど、やっぱりあの矢河氏の血を引いてるんだなって実感する
秀でた才能が特化しずぎてて
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まゆ(プロフ) - コメントありがとうございます！ネタが思いついたときにしか更新してないので、時間かかってしまいますが、こうして待ってくれてる読者様がいてくれると頑張れます！！ (7月23日 22時) (
レス) id: c462f277ab (このIDを非表示/違反報告)
礼 - めっちゃ面白かったです。続きが楽しみで仕方ありません。余力がある時に続きを書いていってくださると読者としてとても嬉しく思います。頑張って下さい。 (7月23日 22時) (レス) @page30 id: 3d2eda965f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まゆ
| 作成日時：2022年12月28日 0時
