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〜A〜
拓真「どうした。早く飲めよ」
男「いや、俺は……。た、頼まれただけなんだ!!金渡されて!即効性の強い下剤で……その子に飲ませろって!!」
拓真「なら飲んでも問題ないな」
爽やかインチキ笑顔
中身は下剤じゃない何か
それを見抜いてる拓真は意地でも飲ませようとする
私がいくら止めても聞く耳を持たない
往生際の悪い男性の口元にグラスを持っていく
「拓真!やめなさい!!」
リリック「お嬢さんが命令しているぞ。忠狼?」
戻ってきてくれたリリックさんは拓真の腕を掴み、グラスを奪い取った
リリック「全く。何をしているんだ」
拓真「私はただ証明してもらおうと思っただけですよ。人の飲み物に入れた下剤とやらを」
リリック「マーク。調べろ」
グラスを渡した
リリック「だが珍しいな。お前がそれだけのことで、ここまでキレるのは」
拓真「狙われたのがお嬢なもので」
リリックさんは無言になり、笑顔で男性の胸ぐらを掴んでは殴った
マーク「ちょっとリリック様!暴力はダメですよ!!」
リリック「ここにいるのが雄司なら今頃彼は、上空1万メートルからパラシュートなしで突き落とされてるところだぞ?」
マーク「それただの犯罪です」
本当にやりそうなのが怖い
リリック「ふぅ……まぁいいか。あぁ、君。帰っていいよ。でね、伝言を頼まれてくれるかな?」
男「は……?」
リリック「君を雇った人にね。一言一句間違えずに、こう伝えてくれ。“矢河に手を出せば我々ルベル家を敵に回すのと同義。平穏無事に過ごしたければ何もせず、大人しくしていろ”とね」
リリックさんの
リリック「あのようなマヌケを雇ったマヌケな主人に辿り着けると思うか」
拓真「毒の入手経路は限られますからね。無関係の第三者に金を積んで買わせるでしょう」
リリック「それならそれで、やりようはいくらでもあるからいいがな」
「それよりお客さん、いいんですか?こんなすぐ戻ってきて」
おかしなことを言ったわけでもないのに、めっちゃキョトンとされた
それで背を向けられたけど、必死に笑いを堪えてるのが目に見える
だって肩震えてるもん
コナンくん達に哀れみの目されてるの何で?
リリック「お嬢さんはどこまでも純粋だな。はぁーー、お嬢さんといると自分が汚い人間に思えて仕方ない」
拓真「実際、汚い人間でしょう?」
リリック「お前程ではないよ」
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まゆ(プロフ) - コメントありがとうございます!ネタが思いついたときにしか更新してないので、時間かかってしまいますが、こうして待ってくれてる読者様がいてくれると頑張れます!! (7月23日 22時) (レス) id: c462f277ab (このIDを非表示/違反報告)
礼 - めっちゃ面白かったです。続きが楽しみで仕方ありません。余力がある時に続きを書いていってくださると読者としてとても嬉しく思います。頑張って下さい。 (7月23日 22時) (レス) @page30 id: 3d2eda965f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まゆ | 作成日時:2022年12月28日 0時