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〜A〜
大和「なっ、本気かコウメイ!?」
諸伏「ええ。何か問題でも?」
大和「これは完全!うちの山なんだぞ!?」
蘭「言っときますけど!Aちゃんはもう心に決めた人がいるんです!!」
園子「狙っても無駄無駄」
諸伏「それは前回、京都でお聞きしました。それにAさんの言うことも一理ありますから」
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灰原「ちょっとAさん。あんまり余計な発言しないでくれる?守るこっちの身にもなってちょうだい」
「え、あ、はい」
怒られてしまった
蘭ちゃん達はともかく、哀ちゃんと歩美ちゃんなら私でも守れるのに
解せぬ
上原「勘ちゃんの言ってたこと、本当だったんだ。諸伏警部が女性に興味を持ったって」
諸伏「私はただ、事件解決のためにはいがみ合っている場合ではないと思っただけです」
世良「ふぅん。ま、この事件を解決するのは長野県警でも群馬県警でもなく、僕らだけどな。それで、事件の概要は?」
大和「ああー、それがだな……」
バツが悪そうに首に手を当てた
世良「はぁぁぁ!!?死体を動かした!?何やってんだアンタ!!刑事だろ!?」
山村「仕方ないでしょ。脈とかとってたんだから」
園子「動かす前のポーズは覚えてないの?」
山村「んー……よく覚えてないけど……食べ過ぎて苦しいって感じのポーズだったよ」
どんなポーズだろ
考えるより先に駐車場にあった防犯カメラを観てみることになった
移動しようと振り返ると、黒い髪のメガネをかけた外国人女性がいて、ビックリしすぎて心臓止まるかと思った
女性【事件、解決してあげようか?】
「え……?」
園子「何々?何て?」
蘭「今の英語じゃないよね」
女性は私に通訳を求めるような目で見てくる
「あ、あの。この方が、えっと……事件を解決してくれるそうなんですけど」
諸伏さん達は顔を見合わせた後、許可をくれた
事件の概要を話そうとすると、必要ないと言われた
女性【防犯カメラの映像と容疑者だけを教えてくれたらいいわ】
そのことを通訳すると、ちょっとイラッとされた
私じゃなくて、こちらの女性が言ったんだからね
私に怒らないで
【ところでお名前、なんて言うんですか】
女性【…………】
返事がなく間が長い
これ絶対、偽名考えてる
関わるのやめたい
女性は答えることなく笑顔でその場を押し切った
深入りするなってことかな
私も聞いて後悔したから、もう聞かないけどさ
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まゆ(プロフ) - コメントありがとうございます!ネタが思いついたときにしか更新してないので、時間かかってしまいますが、こうして待ってくれてる読者様がいてくれると頑張れます!! (7月23日 22時) (レス) id: c462f277ab (このIDを非表示/違反報告)
礼 - めっちゃ面白かったです。続きが楽しみで仕方ありません。余力がある時に続きを書いていってくださると読者としてとても嬉しく思います。頑張って下さい。 (7月23日 22時) (レス) @page30 id: 3d2eda965f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まゆ | 作成日時:2022年12月28日 0時