FBIと公安に愛される私 Part7

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〜A〜



元太｢歩美と灰原ばっかズリーぞ｣


光彦｢僕達も行きたいです｣


灰原｢行けばいいんじゃない？｣


｢哀ちゃん。そういう言い方は良くないよ｣


園子｢それぐらい言っていいわよ。これは女の子の旅行なのよ！男がいたら台無しよ｣


灰原｢いくら子供でも甘やかすのは良くないわ｣


哀ちゃん……。君も子供だよ



って、言ったら負けかな


コナン｢女の人だけって危なくない？｣


世良｢心配性だなぁコナンくんは。僕と蘭くんがいるんだぜ。軟派な男をAさんに近付けるわけないだろ｣


え、私限定？


コナン｢で、でもさ。Aさんって今じゃ有名人でしょ｣


｢小中高と大学の友達からめっちゃ連絡くるけど、別に外で知らない人に話しかけられないよ｣


私を見る目が代わるのは世間ではなく関わってきた人達


どうにか矢河のコネを作りたい多くの人は、いつの間にか友達から親友にランクが上がり、毎日のように携帯を鳴らす

ブロックしたら逆恨みされそうだから現状維持


蘭ちゃんを好きすぎるあまり、コナンくんが何が何でも着いてこようと必死


ただの旅行ならみんなと一緒でもいいけど、前回の京都に続いての女子旅行だからね


男子禁制


諦めないコナンくんにコソッと耳打ちすると、下唇を噛んでショックを受けたように固まった



見た目、小学生＋中身、高校生=歳下



しつこい男は嫌われるよ、なんて直球すぎた


もっとオブラートに包むべきだった


蘭｢お土産いっぱい買ってくるからね。みんなはお留守番してて｣


周期としては早いけど今度の連休なら私も予定ないし、長野県に行くことが決まった


お蕎麦を奢ると約束したから諸伏さんにメッセージを送ると、その日はちょうど休みで都合が良いと


園子｢ガキんちょ共も男子旅行、すればいいんじゃないの。博士に引率頼んでさ｣


世良｢それなら2人だけがズルいなんて言えなくなるな｣


灰原｢その代わり長野には来ないで｣


｢哀ちゃん……｣


そんなに楽しみにしているのかと聞いたら、睨まれそうだからやめた


｢何？｣


世良｢あの過保護執事や日本語ペラペラアメリカ人も来ないように釘をさしておいてくれよ｣


｢仕事だって言われたらそれまでだよ｣


口では絶対勝てない

言い負かされるに決まってる


長野県に支店はないとはいえ、これから作るための視察だと言われる可能性だってある


私は行くなんて言ってないのにどこからか、嗅ぎつけて、護衛しようとするから過保護なのだ

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