【ヒプマイ】山田家末っ子の日常。

養いたい ページ48

・独歩


一二三の用事で、先生の病院に行くと、
そこには、天使がいた…。

って何言ってんだ俺。

でもこのこ、Aちゃんは
天使っていう言葉が合うほどとてもかわいい。

日頃のストレスが浄化された気分。


一二三「あ、夜ご飯を作らなきゃ行けない時間だ…。先生、そろそろ僕達は帰ります。」

独歩「あ、あぁ。そうだな。」

寂雷「おや、もうそんな時間なのか。
あっという間だね。」



もうちょっと天使とお話していたかったけど…

一二三「子猫ちゃん。こんどは、ぜひスーツなしで君とお話したいよ。」

A「ふえっ…帰るの？」

一二三と俺はハートを射抜かれた。

この天使な上目遣いと涙目に

ずきゅーーんっと 心を撃たれた。


寂雷「Aちゃん、そろそろお兄さんも来る頃だから…」

A「お兄ちゃんっ…ｸﾞｽｯ会いたいっ。
まだ、帰らないでよっ」

か、かわいい。
お兄ちゃんになりたい。

寂雷「変わらないなぁ、この子は。」

どうやら風邪をひくと涙腺がゆるゆるになり、性格も甘えん坊になるだとか。

先生も愛おしそうに天使を見ている。

独歩「一二三、もう少しいよう。
お兄さんが帰ってくるまで…。」

この子のお兄さんがすごく気になる。
毎日天使を拝んでいるんだろうなぁ。

A「まだ、そばに居てくれるの？」

一二三「可愛い子猫ちゃんのためなら一生そばにいるよ。」

独歩「手を握るな一二三っ！！」

養いたい…。

独歩「Aちゃんのお兄ちゃんってどういう人？」

A「Aのお兄ちゃんはね、3人いて、とてもかっこいいよ！」

3人もいるのか…。

A「お兄ちゃんはやさしくて、じろくんは、喧嘩強くて、さんちゃんは天才なの！」

独歩「へ、へぇ〜。」

なんかハイスペックそうな兄弟だなぁ。

寂雷「独歩くんたちもよく知ってる人だよ。」

一二三「三兄弟…って、まさか。」

A「早く会いたいなぁ…お兄ちゃんｸﾞｽｯ」

あ、また泣いてしまった。


＿＿ガチャッ。

「Aっ！！」
「おい、低脳！病院で騒ぐな！」
「こら、お前らここで喧嘩はやめろ。
A、いい子にしてたか？」

え、三兄弟って、、イケブクロディビジョンの？！


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