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イタズラおねだり─5 ページ12

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夕食後、忘れかけていた俺宛の手紙を開いた。

細長の茶封筒の口はきっちり糊付けがされてある。

丁寧に“高木雄也様”と書かれた隣には“有岡大貴”の文字が。

この家がバレるのも時間の問題だとは思っていたが……まさかの初日。

これは荒手の苛めか?



“組長が内々に話したいことがあるとのこと。

明日一人で組長に伺うよう。”



なんだってこんな回りくどいことをするんだろうか。


……薮くんのことも、もう存在自体が知られてはいないだろうか。

あんまり強制はしたくないけど、言いくるめる必要があるかぁ。


風呂から出てきた薮くんをじっと目で追っていると、それに気づいて自分から歩いてきた。




yb「なに高木。変なとこでもある?」



不審に思わせたらそれこそ気になるだろ。

俺の馬鹿が。

顔や態度にすっかり出るようになった俺の心情が薮くんに伝わるが早いか、それとも。



薮くんの風呂上がりは俺にとってみれば一大イベントだ。


なにしろ上気した肌が全体的に赤みがかって、エ ロいのなんの。


見てるこっちがハラハラするから止めてくれ、と言いたいくらいだ。←


……初めの頃、勝手にハラハラしてろと引かれたので決して言いはしないが。


襲いたくなるのが分かってくれる人が、そろそろ欲しい位だ。




「薮くんのエ ロさが際立ってるからさ」


yb「……高木」


「ん?」


yb「殴られたいのか」




ほら言わんこっちゃない。


最近の薮くんはこうも恐ろしい。


自分で誘ってきているのに、それに反応する俺を気持ち悪いと罵る。

これでもかと罵る。

俺が傷ついているのが分かっていながら罵る。


……荒手の苛めはこっちだったか。




yb「今日は疲れたからしねぇよ」


「はいはい。じゃあキスくらいは」


yb「しない。明日にとっとけ」




サークルがある日はその関係にはならない。


それが約束だ。


それを守っていられるのは今のうちだけだが、薮くんが本気で嫌がることはしないと決めている。


だから本気で拒否してもらえれば俺がこの約束を破る日は来ないことだろう。


思春期みたいな俺の体がピリピリと痺れるのを感じる。


今日は早いとこ寝てしまおう。




yb「やっぱり、キスはしよ」


「やったね」




薮くんが耐えられないなんてある意味キセキ。


俺は抑えられなくなりそうな理性をなんとか保った。




「おやすみ」


yb「おやすみ」




ラストのキスで、唇が赤く染まった。


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(プロフ) - (名前)おかかおにぎりさん» すみません。出来ません。 (2021年3月7日 0時) (レス) id: 9a230f5c32 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)おかかおにぎり(プロフ) - パスワード知りたいです (2021年3月6日 17時) (レス) id: 553748be50 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - シキさん» はい!お願いします (2019年8月11日 0時) (レス) id: 4345af9d4a (このIDを非表示/違反報告)
シキ(プロフ) - 分かりました。できるの楽しみに待ってますね! (2019年8月11日 0時) (レス) id: ee98d10428 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - シキさん» コメントありがとうございます!この裏は作っている状態ではありますが、未だ納得のいっていない状態ですので、このお話が完結したら続きとして書いていこうと思っています。なのでパスをお教えできません。すみません! 今後も楽しんで読んでいただけたらと思います! (2019年8月5日 7時) (レス) id: 4345af9d4a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2019年6月23日 14時

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