No.33 峰田実side ページ35
峰田実side
峰田「も、もしかしてオイラが……！？」
麗日「お願い、峰田くん！」
耳郎「あんたにしか出来ないんだよ！」
頼む麗日に、発破をかける耳郎
普段、女子に自分から近づくことはあっても
近づかれることなどあまりないオイラだったが
そんなシチュエーションにも頼まれる内容を思うと喜べない
峰田「バカバカ！ここ何階だと思ってんだよ！」
80階の高さから命綱も無しで
壁を登れと言われてるんだから無理に決まってんだろ！
そんなオイラに上鳴がサッと近づき肩を抱く
上鳴「皆を救けた功労者になったら
インタビューとかされたりして
女子に大人気間違いなしだぞ！」
ニッとサムズアップしてみせる上鳴
麗日と耳郎も真剣な様子でオイラに近づいた
麗日・耳郎「「 お願い！ 」」
上鳴「ハーレム、ハーレム」
上鳴がオイラの耳元で囁く
悪魔の甘言は、非常事態にこそよく耳に入る
オイラはその言葉に逆らえなかった
＿＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿
＿
風が吹きすさぶタワーの外壁に出たオイラは
“個性”のもぎもぎを外壁にくっつけ
半ばやけくそで壁を登っていく
夜になって景色があまり見えないのは幸いだった
峰田「ハーレム、ハーレム、ハーレム……ふう」
魔法の言葉を糧としてたが
ふと現実に返るとフッと気が遠くなる
そのぶんズズーッと下がり、オイラは死ぬ気でまた登る
峰田「ハーレム！ハーレム！ハーレム！
……ふう……ハーレム！ハーレム！」
なんせ、落ちたら死ぬ
そうなったらハーレムどころじゃない
頭の中で性と死を繰り返し
オイラはなんとかメンテナンスルームに辿り着いた
峰田「やったぞ！オイラはやりとげたーっ！」
オイラが命懸けで降ろした梯子で
皆は無事メンテナンスルームに上がる事ができた
峰田「さあさあさあ、オイラを褒め称えよ！
女子だけでいいぞ、女子だけで！」
そんな皆を迎えるオイラに
最後に上がってきたメリッサさんが
にこっと微笑みながら言う
メリッサ「凄いわ、峰田くん。さすがヒーロー候補生ね！」
峰田「…………！」
メリッサさんの言葉に
女子に褒められた夢のような現実にオイラは感動で震える
ハーレムではなかったが、オイラの努力は報われた
そしてオイラは沸き上がる気持ちのまま
皆に向かって声を張りあげた
峰田「お前ら！気合い入れて行くぞ！！」
皆「「「 オー！！ 」」」
峰田実side 終わり
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cherrycat - 零さん» ごめんニャさい、可愛いしか出てこないんですが？((((殴 (2019年8月5日 20時) (
レス) id: 2b83034533 (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - えへへ嬉しいな(*´▽｀*) (2019年8月5日 20時) (レス) id: 832ad5c79c (このIDを非表示/違反報告)
cherrycat - 零さん» いやー、そうだったらもう私は発狂しますね←ボクっ娘可愛いじゃないですか。ご褒美ですニャよ！！←(おい (2019年8月5日 13時) (レス) id: bf47e4e2e5 (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - 僕もだよぉ…相澤先生活躍するかな？でも一番注目するところは多分全員一緒『緑谷と爆豪の共闘!』かなぁ？（ちなみに僕って言ってますが女です。ネットの中だけボクっ娘です。） (2019年8月5日 1時) (レス) id: 832ad5c79c (このIDを非表示/違反報告)
cherrycat - 零さん» 本当にそうですね！！12月が楽しみですニャァ (2019年8月5日 1時) (レス) id: bf47e4e2e5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：cherrycat | 作成日時：2018年8月5日 21時
