No.32 緑谷出久side ページ34
緑谷出久side
プラント上部の外周通路の扉を破壊して
僕達が出るが、隔壁は閉じられている
すると、飯田くんが焦ったように顔をしかめた
飯田「クッ……こっちもダメか……」
峰田「おいおい、どーすんだよ……
オイラたち完全に袋の鼠じゃねーか！」
上鳴「ここまでかよ！」
峰田くんと上鳴くんが悔しそうに嘆く
どこかに上に行く為の通路はないかと
僕達は必死に周囲を注視する
轟くんと天魔猫さんが繋いでくれた道を
ここで途切れさせる訳にはいかないっ……
その時、必死にあたりを見回しているとある事に気づく
緑谷「メリッサさん、あの天井
扉みたいなものが見えませんか？あそこ」
やって来たメリッサさんに僕が指差す先にあったのは
植物プラント内の天井の隅にある小さなハッチだった
メリッサ「日照システムのメンテナンスルーム……」
気づかなかったというように呟くメリッサさんの隣で
飯田くんが身を乗り出す
飯田「！あの構造なら非常用の梯子があるのでは？」
メリッサ「確かに手動式のがあるけど
中からしか開けることはできないわ……」
残念そうに俯くメリッサさん
麗日さんは「……ここまで来たのに……！」と
悔しそうに拳を握っていた
もうダメだと絶望しかける峰田くんの後ろで
じっと外周通路の天井を見つめていた八百万さんが口を開く
八百万「まだ可能性はありますわ」
そして胸元から“個性”の創造で創りだした
小型爆弾を取り出すと、ハッチに向かって投げつけた
磁力でくっついた小型爆弾が爆発すると
ハッチの蓋が外れて狭いダクトがわずかに見える
八百万「通風口の隙間から
外に出て外壁を伝って上の階に……」
麗日「そうか！上にも同じものがあれば！」
メリッサ「中に入れるわ！」
八百万さんの言葉に、麗日さんとメリッサさんと
耳郎さんが嬉しそうに顔を見合わせた
緑谷「狭い通風口に入れて、外壁を伝っていくには……」
僕はブツブツと言いながら考え出す
小さく、壁を登っていける人物＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
同時にメリッサさんともう一人を除き
全員が同じ人物に思い当たった
峰田「え？」
僕達が振り返ると、峰田くんがビクッと反応する
遅れてメリッサさんもつられるように峰田くんを見た
峰田くんは嫌な予感に思わず後ずさっていた
これは、峰田くんの力が必要だ！！
緑谷出久side 終わり
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cherrycat - 零さん» ごめんニャさい、可愛いしか出てこないんですが？((((殴 (2019年8月5日 20時) (
レス) id: 2b83034533 (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - えへへ嬉しいな(*´▽｀*) (2019年8月5日 20時) (レス) id: 832ad5c79c (このIDを非表示/違反報告)
cherrycat - 零さん» いやー、そうだったらもう私は発狂しますね←ボクっ娘可愛いじゃないですか。ご褒美ですニャよ！！←(おい (2019年8月5日 13時) (レス) id: bf47e4e2e5 (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - 僕もだよぉ…相澤先生活躍するかな？でも一番注目するところは多分全員一緒『緑谷と爆豪の共闘!』かなぁ？（ちなみに僕って言ってますが女です。ネットの中だけボクっ娘です。） (2019年8月5日 1時) (レス) id: 832ad5c79c (このIDを非表示/違反報告)
cherrycat - 零さん» 本当にそうですね！！12月が楽しみですニャァ (2019年8月5日 1時) (レス) id: bf47e4e2e5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：cherrycat | 作成日時：2018年8月5日 21時
