婚姻届を書いてください!!【太宰治】

7話 ページ9

『なんでだろうね、
まぁ夫婦になったら何時でも
話してあげるよ!!』


こんな近い将来なら待てるよねっ!?

「君さ、本当に代理人(エージェント)？
変な所で秘密主義だね。」

だってね、

『私は特別なの』

何故なら最適解を知っているからね。
だから1番秘匿にすべきは私の情報なの!!



「まぁいいや、しょうがないから
実行してあげようではないか。」

うふふ、そう言ってくれると思ってた！


『ありがと。
じゃあ私は色々準備してあげるから……
例えば警察とか、組合とか、ね？
嗚呼、勿論この作戦は内密にね。
安吾くんにも何も言わないでおくから。


彼の事、好きに使ってくれていいよ


与謝野ちゃんが、どんな怪我でも治して
くれるでしょう？

彼は必ず頼みを承ってくれるよ


絶対に、ね。』


彼、根は優しいからねー。

「心に留めておく。私がすべき事は？」



『泉鏡花を探偵社に留めておくだけ。




あ、これ今後の台本ね。
これから何日の何時に誰が何を発言し
行動するか全て書いてあるから！
嗚呼、信じられないだろうから余分に
書いといたよ!!
周りは皆其れと同じことをするから
太宰さんは其の台本通りに発言してね』


太宰さんは演技がお上手だから大丈夫！


「へぇ、じゃあ信じるね」









おっと、全く信用していない目で見ながら
その発言は良くないよ？

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