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26話 ページ28

中也side


「久しぶり〜」

今とあるBARに二人で飲みに来ている。
こうして会うのは稀ではなく、
定期的に二人で飲み会をしてるんだ。


所詮、飲み友達と言うやつだろうな。

ポートマフィアでは同期にあたるし、
話も合うから正直言って楽しい。

「元気にしてたか?」

「んー、そんなに。」

葬式の日、Aは
本当に死んだと思ってたんだ。
数年後首領と姐さんに教えてもらうまでは。

2人共あの時はAに騙されてたらしい。
日が経つにつれて不可解な点が出てきて、
調べてみたら生きている事が
確認されたそうだ。

1人だけで、あの歳で、
ポートマフィアを抜けたのは凄いと思うぜ。

まぁ、そんな事どうでもいいか。
今は隣に居るんだからな


「さぁ、始めよ!!」



「「太宰治の愚痴大会ー!!」」

「まずね、聞いて欲しいんだけどさ!!
この前彼がね?
恋したこと無いだろうから
私が恋愛を教えてあげる、
なんて言ってたの!!
こっちは7年前から彼の事が好きなのにね!?
どっちが恋愛初級者なの?って話だよね!!!」

7年前、か。
それにしても、

「嗚呼、うぜェな。
カッコつけれてないのウケるぜ」

「だよね!!今日はまだまだネタあるから
夜が明けるまで語ろうね……!」


「おいおい、二日酔いは勘弁だぜ?」

「えー、二日酔いウェルカムだよ〜」



手前はすぐ酔う癖に
全く二日酔いしねェからな。

「なら飲め飲め。
折角上手い酒を飲んでるだからな」


政府のお嬢様は高い酒しか
お口に合わねェらしい









結論、Aはグラスにワインを
1回注いだだけで酔い潰れていた。



酔いが回ってぐっすり眠る姿には
警戒心が一切見えない。
俺も一応男なんだぜ……?

手前が青鯖の事好きなのは分かっていた。
だからこそ、双黒が復活した時
少し嫌がらせを兼ねて嘘をついたんだ。



Aが手前のこと嫌いだ、ってな。

そんな事絶対ありえねェのに。







嗚呼、あんな奴やめて俺にすればいいのに。
7年越しのその願いは叶うことは無いけどな

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ゆーき(プロフ) - りんさん» またコメントして下さり本当にありがとうございます!!また思い付き次第書いていきたいと思います◎ (2020年1月20日 16時) (レス) id: e9e078458b (このIDを非表示/違反報告)
ゆーき(プロフ) - 雑草と花さん» ありがとうございます!ごちゃごちゃした話だったので面白かったか不安で……面白いと言って貰えてとても嬉しいです!! (2020年1月20日 16時) (レス) id: e9e078458b (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 次の作品楽しみにしてます (2020年1月20日 8時) (レス) id: f011f41edf (このIDを非表示/違反報告)
雑草と花(プロフ) - 完結おめでとうございます!とても面白かったです (2020年1月20日 6時) (レス) id: 157490c8f1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーき(プロフ) - しーぶりーずさん» コメントありがとうございます!!私も「天久鷹央の推理カルテ」好きなんです!良く考えれば兄弟という点でも、キメラの話と同じですね……!全く気付いていませんでした笑笑頑張って更新していきますね〜!! (2020年1月2日 15時) (レス) id: e9e078458b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆーき | 作成日時:2019年12月20日 19時

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