婚姻届を書いてください!!【太宰治】

11話 ページ13

太宰side


色々試したけど矢張り
台本の筋書きは変えられないみたいだ。


そんな台本がもう既に始まっている。

つまり、これからの私の行動は変えられない






所でこれは彼女の異能力なのだろうか



もしそうならば彼女の世界は
冷めきってるのでは……






矢張り、私は彼女と共に居たいようだ。


この世界が偶然で成り立っている事を
教えてあげられるのは私くらいしか
居ないよね!!



…………今まで毎日会ってたのに
急に会わなくなったらば寂しくなるよね


あれだけ嫌がっていても
毎日居たら情が湧くらしい。


……これも偶然であると信じたいね






兎に角、私は台本通り
話さなければならないらしい。

覆そうとしたが出来なかった事は記憶に新しい


だから、渋々私はこの台詞を言う


渋々だからね。

「だが偶には先輩らしい助言でもしよう


自分を憐れむな

自分を憐れめば人生は終わりなき悪夢だよ」



恥ずかし…………ｯｯ

「さぁ そろそろ反撃といこう

こちらも手札を切るよ


三百ある中で1番刳い鬼札をね





この戦争に政府機関を引き摺り込む」


嗚呼、言っちゃったよ。

決め台詞………………!!



「分かりました……
けど、今日太宰さん体調悪いですか？」

幾ら台詞が決まっていても
行動と伴っていなければ駄目らしい。





いやぁ、俳優さんって凄いね
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あけましておめでとうございます。
これからもこの作品、
よろしくお願いしますね((

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