氷が三十五粒 ページ42
Side.Runo
晴天。晴天。どこまでいってもせいてーん！
あははっ、何でかは知らないけど愉快だね！
伝統あるマジカルシフト大会の日にぴったりだ！
…ん？僕が誰かって？
キミ、この可愛い僕を知らないの？仕方ないなぁ、教えてあげるよ。
光栄に思ってね？そして一回で覚えてぇ。
僕はルノー・スフィオン。
かのスフィオン家の十二男！
今日は、忌み子のAって奴がこの大会に出るらしいからさ、兄様と遊びにきたんだけどぉ…
なーんか全然始まんないんだよねぇ。
ル「おいルノー、何一人でぶつぶつ言ってるんだ。小さい声で話すのはやめろ」
僕「はーい、兄様。でも全然始まんないじゃん？何でだろうねぇ」
ル「知らん。まぁ俺にとっちゃ、大会などどうでもいいんだがな」
僕「あはっ、それは僕もどうかーん」
フン、と鼻を鳴らすのは十一男のルディ兄様。
まぁ正直に言うと、僕も兄様も見たいのは大会じゃないんだ。
僕達が見たいのは、Aの大失敗。
あいつのことだからきっとオタオタして大した活躍もできないでしょ？
それを嘲笑いに来たんだぁ。ま、Aなら笑われても仕方ないし…
それに、ぜーったい面白いでしょぉ？僕って天才♡
…だから早く始まってほしいのに…んもぉ、これだからNRCはぁ！
ぷんぷん、と頬を膨らませると、痺れを切らして兄様が勢いよく立ち上がる。
ル「…仕方ない。捜してやろう」
僕「えぇっ！？兄様直々にAなんかを捜すのぉ？兄様やっさしーい！」
ル「当然だ。このまま帰れるか、お前も一回遊ばなければ気が済まないだろ」
僕「…あはっ、わかってる〜！♡」
でも、もう大丈夫だよ？と兄様に笑いかける。
もうAは、僕が見つけてやってるんだ。優しいよね。
兄様は一瞬不思議そうな顔をしたが、すぐにニタリと笑みを貼りつける。
ル「それで？Aはどこに？」
僕「んふ、ついてきてぇ」
兄様を連れてとある寮のマジフト場に向かう。
そこには
リ「
レ「ッ！オイAッ！！大丈夫か！？」
『ゥグッ…ッウンッ、大丈夫ダヨ、王様！』
レ「！…フンッ、未だに俺を王と呼ぶのはテメェだけだ、絶対無事でいろよ」
オバブロしたレオナ様に守られるAがいた。
それを見た兄様の顔を覗き込む。
僕「…兄様ぁ、どう？滑稽だよねっ」
ル「…あぁ、実に滑稽だ。そして…」
不愉快だ。
そう睨む兄様に、思わず僕は笑みを零した。
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ユアさん - なんでやろ…マホたそに見える (7月28日 19時) (
レス) @page6 id: ae68d762ff (このIDを非表示/違反報告)
ぶぃ、さいん(プロフ) - かふかすかるさん» 夢主くんの喋り方は完全にマホロアにしてるからですね…！！() コメントありがとうございます！ (2021年9月11日 10時) (レス) id: fee00d9c4b (このIDを非表示/違反報告)
かふかすかる(プロフ) - なんかすごいマホロア感感じました！ (2021年9月11日 1時) (レス) id: 2497b8742f (このIDを非表示/違反報告)
ぶぃ、さいん(プロフ) - 雨の夜さん» 優男とか通り越してもはや出来る男のクル先← スフィオン家に不幸が襲うまであと5…4…() (2021年5月10日 20時) (レス) id: ecdadf7d60 (このIDを非表示/違反報告)
雨の夜 - 何かを察した出来る男クル先← 真面目にスフィンオス家だけはバットエンドになって欲しい(真顔) (2021年5月10日 18時) (レス) id: 1e59db50fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぶぃ、さいん | 作成日時：2021年4月4日 15時
