氷が三十三粒 ページ40
ラ「レオナさん！中継見てたッスか！？」
レ「あぁ、上出来だラギー。Aも頑張ったな」
『イヤイヤ、ボクは何もしてないヨォ』
レ「それを頑張ったっつってんだよ」
『？』
相変わらずレオナが言うことはよくわからない。
ため息を吐いてレオナが注釈を挟む。
レ「テメェ、ちょっと前に魔法石真っ黒にしてただろうが」
『アァ…デモ、アレなら結局オバブロ出来なかったヨォ？授業で魔法使うカラ出来ると思ったノニ』
レ「当たり前だ。俺が少し吸収してやったからな」
『エッ…！？』
レ「これで氷の階段の件はチャラな」
『…〜ッ！！ヒドいヨォ！！！』
サバナクローのみんなは「酷い…！？」とざわついているが、そりゃあ酷いダロウヨ。
念願のオーバーブロットが結局阻止されちゃったンダカラサ！
ボクの身を案じて…？トゥンク…！！なーんて結末にはならナイカラネッ！！
ラ「まぁとにかく、これで優勝はサバナクローが頂けるッスね！！
シシッ、王様バンザーイ！！！」
寮生『ヒューッ！！バンザーイ！！！』
パッと話戻せるラーギって有能…
ククッ、デモラーギの言う通り、コレでレオナのユメは叶うンダネェ…バンザーイ、なんちゃって？
お祭り騒ぎなサバナクロー寮生達に、クククッと笑ったそのときだった。
リ「話は聞かせてもらったよ」
レ「！？」
『オヤオヤ』
リークン達が割って入ってきて、レオナが思わず目を見開いた。
マァ、コンなにスンナリいくとは思ってなかったし何となくわかってたサ。
でも流石第二王子、すぐに表情を元に戻す。
レ「これはこれはハーツラビュルの皆さんがお揃いで。
それに其処にいるのはウチの一年坊じゃないか。ハーツラビュルに転寮したのか？」
ジ「俺はただ、あんた達と肩を並べたくねぇだけだ」
レ「この裏切りもんが！！」
ワォ…レオナ、だいぶ怒ってるネェ。
イヤ今のはフツウに驚いたヨ。
サバナクローのみんなもあのオオカミクンを睨んでるもんネ。
血気盛んなコトで…
リ「A先輩も何故そちらに…と聞きたいところだが、それはひとまず置いておこう。
伝統ある試合を汚す行為…“厳格”をモットーとするハーツラビュル寮の寮長として、見逃すわけにはいかない」
レ「あのなぁ、お坊ちゃん方。正義のヒーローごっこは他所でやってくれないか？」
ラ「わざわざ敵の真っ只中に少人数で乗り込んでくるなんて、酔っちゃってるッスね〜！」
ウン、ソレは思った。
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ユアさん - なんでやろ…マホたそに見える (7月28日 19時) (
レス) @page6 id: ae68d762ff (このIDを非表示/違反報告)
ぶぃ、さいん(プロフ) - かふかすかるさん» 夢主くんの喋り方は完全にマホロアにしてるからですね…！！() コメントありがとうございます！ (2021年9月11日 10時) (レス) id: fee00d9c4b (このIDを非表示/違反報告)
かふかすかる(プロフ) - なんかすごいマホロア感感じました！ (2021年9月11日 1時) (レス) id: 2497b8742f (このIDを非表示/違反報告)
ぶぃ、さいん(プロフ) - 雨の夜さん» 優男とか通り越してもはや出来る男のクル先← スフィオン家に不幸が襲うまであと5…4…() (2021年5月10日 20時) (レス) id: ecdadf7d60 (このIDを非表示/違反報告)
雨の夜 - 何かを察した出来る男クル先← 真面目にスフィンオス家だけはバットエンドになって欲しい(真顔) (2021年5月10日 18時) (レス) id: 1e59db50fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぶぃ、さいん | 作成日時：2021年4月4日 15時
