氷が十四粒 ページ15
Side.you
マ「おや、奇遇だな、ヒトの子よ」
リ「おっ！久しいのぅ、A！！」
『アッ、マレクンにヴァーチャン！ヤァヤァ、久しぶりだネェ！』
スカラビアで行った宴から二日後。
ボクは廊下を歩いていたときにこの二人に呼び止められた。
コノ二人は茨の谷出身で、ボクと同郷のトモダチだからネェ。
割と仲良しなンダ！！
『ウ〜ンッ、元気そうで何よりダヨォ！サッスガ妖精はフシギなくらい長寿ダネェ』
リ「くふふ、それは褒め言葉かの？
お主の家こそ、不思議なくらい謎多きところではないか」
『ムッ、ボクの家とはマタ違うヨォ。
…マ、ボクの家なんてドーデモイインダ。キミたちはドウしたの？』
マ「いや、少し散歩にな。シルバーを見なかったか？」
『ギンチャンカィ？ンー…アッ、メイン・ストリートにいたヨォ！
マレフィセントサンの像を見上げて何か考えてたナ』
リ「おお、そうか。
それじゃあ、メイン・ストリート以外を捜すとしようかの」
ヘ？と思わず間抜けな声が出る。
イヤイヤ、だからメイン・ストリートにいたんだっテ…
リ「お主の嘘くらい、見抜けないほど老いぼれちゃいないわ」
マ「フッ、スフィオンもまだまだだな」
『…チェ。ナーンダ、つまんないノッ！！！』
どうやら、ボクのウソはバレていたようだ。
ウソがバレるのナンテ久々過ぎて何だか新鮮なカンジ。
腹立ち紛れに足元の石ころを蹴った。
ボクのウソ吐く腕、鈍ったのカナ？
…12人のお兄様たちニモバレなかったのニ…。
『…ネェ、ソンなにボクのウソ、わかりやすカッタ？』
マ「…スフィオン、お前」
リ「いいや？このわしでも一瞬騙されかけたわい。半分博打のようなものじゃったからの」
『…ホントカィ！？ワァイッ、ボク嬉しいヨォ！！！
ボクのユイイツ誇れる特技だからネッ！！』
マ「いや、ちょっとまてスフィオン、その前にお前」
リ「くふふ、そうかそうか」
マ「待てリリア、何故僕を遮る？」
…ヤッパリ、親子ってのはイイネェ！
息ぴったりってカンジで、ボク少し羨ましくなっちゃうヨォ…。
…。
…ウーンッ、ダメダ！！
羨望なんて ボク らしくナイもんネッ！
ボクは二人ににっこりと笑顔を見せた。
『ククク…ア、ゴメンネェ、ボクわんちゃんセンセーのとこ行かなきゃイケナイカラ！
マタネェ！』
リ「おぉ、それは引き止めてすまなんだな。ではまた」
マ「…」
ひらりと手を振って別れる。
サ、切り替えなきゃネ。
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ユアさん - なんでやろ…マホたそに見える (7月28日 19時) (
レス) @page6 id: ae68d762ff (このIDを非表示/違反報告)
ぶぃ、さいん(プロフ) - かふかすかるさん» 夢主くんの喋り方は完全にマホロアにしてるからですね…！！() コメントありがとうございます！ (2021年9月11日 10時) (レス) id: fee00d9c4b (このIDを非表示/違反報告)
かふかすかる(プロフ) - なんかすごいマホロア感感じました！ (2021年9月11日 1時) (レス) id: 2497b8742f (このIDを非表示/違反報告)
ぶぃ、さいん(プロフ) - 雨の夜さん» 優男とか通り越してもはや出来る男のクル先← スフィオン家に不幸が襲うまであと5…4…() (2021年5月10日 20時) (レス) id: ecdadf7d60 (このIDを非表示/違反報告)
雨の夜 - 何かを察した出来る男クル先← 真面目にスフィンオス家だけはバットエンドになって欲しい(真顔) (2021年5月10日 18時) (レス) id: 1e59db50fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぶぃ、さいん | 作成日時：2021年4月4日 15時
