対価 その13 (改) ページ14
ユリウスside
Aが去っていったあと、僕はある場所に来ていた。
国の1番北にある場所だ。
緑が生い茂る中、一箇所だけ何故か建物の残骸が転がっている。
その中心には1つの墓石が置かれ、もう枯れきった花束が添えられてる。
ユリウス「彼女は変わってしまったよ」
墓石に向かって喋りかけながら、腰を屈め新しい花を添える。
昔はあんなに素直な子だったのにね。
ユリウス「自分を嫌い過ぎている。彼女は、素晴らしい才能を持っているのに」
何故、自分を否定してしまうんだ。
もしかして育てかたを間違ってしまっかな(笑)
ユリウス「君が死んで、いろんなものが変わったよ。
メルシー 」
墓石に掘られた名前を呼ぶ。
墓石には、メルシー・アルセウルとだけ刻まれていた。
かつての僕の戦友で、先代“魔法帝”。
彼女はとても強かった。
けれど若くして死んでしまった。
これほど惜しい人はいないっていうほど、彼女はこの国の希望だった。
ユリウス「Aは恐れているんだ。君のようになりたくはないと、無惨に死にたくないと」
メルシー、もし君がいたらあの子を救えてるかい。
きっと救えてるだろう、なんせ君はあの子の母親なんだから。
いや救ったのか。
『死んでしまった我が子を』
メルシー、今この国はピンチだ。
君が守ろうとした国が、泣いているよ。
それを助けるのが僕の役目だから戦うけど、これから更にこの国に厄災が降りかかる。
その時この国を救えるのは、Aしかいない。
ユリウス「あの子が力になれば、クローバー王国は安泰なのにね。どうも上手くはいってくれないようだ」
それでも僕はあの子を誘い続けるよ、承諾してくれるまでね。
ユリウス「もう行くよ」
最後に別れの言葉を残し、僕は立ち去った。
炎があがる場所へと。
悲鳴をあげ、助けを呼ぶその場所へと。
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闘乱雪(プロフ) - 感動しました！涙脆い私だけなんでしょうか？凄くウルっときたのは (2019年2月10日 12時) (
レス) id: 7aa059542a (このIDを非表示/違反報告)
N.K(プロフ) - まるさん、御忠告とご注意ありがとうございます！初めて書いていてあまり理解ができていない部分があり、すみませんでした。この忠告のもと気を付けて書いていこうと思います。本当にすみませんでした。 (2018年12月30日 16時) (レス) id: c08585e31b (このIDを非表示/違反報告)
まる - ルールを理解せずに作られた違反作品が増え、占つが無法地帯だと言われる要因の一つにもなっています。ルールをちゃんと守りましょう (2018年12月30日 13時) (レス) id: c2cd8ec7e2 (このIDを非表示/違反報告)
まる - 作品を作る前にルールをしっかりご理解下さい。オリジナルフラグをちゃんと外して下さい、違反行為です。最初に編集画面の注意事項をちゃんと読まれましたか？そこら辺をちゃんとよく読み、ルールを理解の上作品を作るようにして下さい (2018年12月30日 13時) (レス) id: c2cd8ec7e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：パパゴラス3世 | 作成日時：2018年12月29日 20時
