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大「もしなんかあったら俺に言えよ、相談くらいならのれる」
涼「いいのんなの、」
どうせ大ちゃんに相談したってろくな返しがくるわけでもないんだから
大「俺だって結構すごい恋してんだぞ」
涼「は?」
そういえば前に恋はナンセンスだよなとかくさいこと言ってたな
それについて聞いてなかった気がする
涼「何?誰が好きなわけ」
大「直球かよ笑」
涼「さっさといえよ」
大「ふっお前人のことになると強気だよなぁ」
涼「いいから」
上から目線しやがってお前の内から先に吐き出せっての
大「けい……伊野尾慧って知ってる?」
涼「伊野尾……?」
大「知念と同じような世界にいるやつなんだよ」
涼「……あ!」
そういえば昔千人に一人の天才子役ってレッテル貼られて引っ張りだこだったそんな名前の子がいた気がする
昔から知念に首ったけだったからあんまり覚えてないけど
歳もそんなに変わらないのに綺麗な顔しててすごい子がいるもんだな、なんて小さいながらも思ってた
大「ずっと好きで、でもあいつ小さい頃からもうそっちの世界だったからさ俺とは話し合わないし、連絡も返ってきたとしても素っ気なくて……結構キツいんだわ笑」
明るくそう振る舞う大ちゃんだけどその目には涙が溜まってた
涼「俺より辛いじゃんか」
大「まーなぁ!!!俺はそこら辺のやつと違って大変なんだわ!!!!」
涼「ぶっ飛ばすぞ」
大「だから、お前と知念がすっげぇ羨ましいんだよ俺…思いあってんだから躊躇うことも心配することもねぇじゃんって」
涼「………っ」
確かに大ちゃんの恋と比べれは俺はいい方、言葉で表すのは難しいけどラッキーな方かもしれない
大「……あんま塩らしいお前見てるとこっちも気分が乗らねぇからどうにかして?笑」
涼「ん、わかったよ」
大「一つ……言っとくけど知念のやつ相当お前に惚れてるぞ?めちゃくちゃ本当にお前のことしか見えてないからな」
涼「ふっなんだよそれ笑」
大「頻繁に俺のとこ電話かかってくんだよ、あの知念侑李からだぞ???」
中々俺も好かれてんなぁ、なんてしみじみしやがって
涼「くそうぜぇなお前」
大「うるせぇよ知念はみんなの知念だけど知念にはお前しかいねぇんだよ。ちょっとくらい俺も夢見たってバチ当たんねぇだろっ!」
ったくこいつってやつは……
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作者名:ponmu | 作成日時:2018年12月3日 14時