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智side
ニノとの撮影が終わってからも、俺はニノの後ろを歩いていた。
ふと横をみると、ガードレールの奥にピンク色のものが動いているのに気付いた。
不振に思って近づいてみる。
智マネ「大野さん？どうしましたか？」
マネージャーも後ろからついて来た。
ガードレールを除き込むと、小さな子供がうずくまっていた。
智「あ、あの、君、大丈夫？」
俺が声をかけると、その子はビクッとしてこっちを見た。
ビクビク震えている小さな肩。
短い黒髪の隙間から見えた瞳が、こっちをじっと見つめる。
俺が着物を着てるのを見ると、その女の子はさっと立ち上がった。
そして、ガードレールの端を持ってこっちの道路に華麗に降り立つ。
チヨ「ごきげんよう。私は、高塚尋常小学校２学年の内田チヨです。お見知りおきを。」
智「ど、どうも。丁寧にありがとう。俺は嵐の大野智。」
俺は正直びっくりしてしまった。
明らかに小学校低学年のこの子が、あまりにもしっかりしてて。
しかも、言葉遣いも丁寧だ。
智マネ「俺は智くんのマネージャーの石川です。」
マネージャーが笑いかけると、その子はマネージャーの格好を見た。
ちなみに、マネージャーは、グレーのスーツに皮のバッグを持っている。
チヨ「高塚尋常小学校２学年の内田チヨです。会えて光栄です。石川様。」
智マネ「どうも。それで、ちよちゃんはどうしてここに？」
チヨ「今から、家に帰るところです。」
智「じゃあ、一緒に帰ろうか。」
ちよちゃんと手を繋いで、再び山を降りた。
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戦前の学校は、尋常小学校(小学校)→高等小学校(中学校)女学校など(高校)
だったので、女学校を尋常小学校に変更しました。
ラッキーアイテム
革ベルト
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ちあこ(プロフ) - ありがとうございます。コメも評価もhit数もビミョーで、この小説は受け入れてもらえないんだと思っていたので、嬉しいです！ (2012年1月5日 16時) (
レス) id: a36387a5db (このIDを非表示/違反報告)
薔薇のしずく。(プロフ) - 初コメですね!面白かったです！更新頑張ってください＾＾ (2012年1月5日 16時) (レス) id: 2e36ffc3cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちあこ | 作成日時：2012年1月1日 16時
