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先生方の到着、それは事実上の事件の終結を意味していた。
当然、それから事態の収拾がつくまでは早かった。
プロヒーローの対処は迅速で
雑魚の一層は勿論、各エリアに飛ばされた生徒の救出も早かった。
フラフラの体に鞭を打ち、皆の方へ向かうつもりだったのだが
その場から２、３歩歩いてすぐに膝から崩れた。
打ち付けた体が痛い
起き上がることすら億劫で立てない。
元から声の大きな方の切島くんの声が私を呼んでいる。
先程までは怒りとか、やらなくちゃといった気持ち…
アドレナリンが保たせてくれたのがプッツリと切れた感じ…だろうか。
はぁー…と色々な気持ちを込めた深い溜息を吐くと
地面に伏せたまま、起きることを諦めた私に１つの影が覆いかぶさる
A「なんですか」
「…へばってんじゃねぇよ、クソが」
いきなりディスられて文句ぐらい言ってやろうかと思ったがそれもしんどい
正直なところ、体の部位どこも動かしたくないくらいだ
セメントス先生に指示を受けたらしく、切島が爆豪さん、私、紅白さんに声をかける
切「過来は動ける…わけねぇよな、おぶるか？」
私にとってはありがたい提案だが、こちらによって来る人影を見て
「そのまま放置して行ってくれていいみたいです」と伝える。
私の返答に切島くんを筆頭に３名とも頭に疑問符を浮かべているが
私の視線を辿り、自分たちの後ろから現れた存在に気付いたようだった。
「Ｈｅｙ！そこのトリオ！」
さすが教師
その人はいつものように明るく振る舞う。
きっと３人は気付かないだろう。
この人は消太さんがあれだけの状態になって
私と同じくらい心中穏やかではなくなっていたことを気付かせない。
「セメントスからは指示は聞いたろ？
過来は俺が運んどくからリスナーたちは速やかに出口にＧＯ！」
あいにく私は限界なようでかなり接近してもらわないと音が拾えない。
今、ひざしさんがいつもの様に
３人に声をかけているのは分かるが内容が分からない。
ただその言葉を受けて
３人が歩き出した様子から察するに先に行くよう言われたのだろう。
去っていく背中を眺め、逆にこちらに来た人に顔を向ける。
その人は頭を荒く搔きむしりながら
あえて、だろうか？深く長めのため息を漏らす。
そのまま近づき、至近距離にしゃがんで口を開く
「大丈夫か？今日のは何だった？」
寄ってくれたおかげで聞こえた問いに対し
端的に「五感、でした」と答えればまた溜息を吐かれた。
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睡-ｽｲ-(プロフ) - カナデさん» ありがとうございます。夢主の性格に合わせてなるべく繊細に、熟考した様子を描ける様に心がけているので感想とても嬉しいです。明日(本日)2話あげる予定なので楽しんで頂けたら幸いです。 (2022年11月10日 1時) (
レス) id: ab84331ee7 (このIDを非表示/違反報告)
カナデ(プロフ) - やった！！更新だ！！！ありがとうございます！！五臓六腑に染み渡る…睡さんの書く話は心理描写が細かくて…あと日本語が綺麗（？）です。これからも応援してます！ (2022年11月8日 14時) (レス) @page43 id: d6342d80f2 (このIDを非表示/違反報告)
麗紅花(プロフ) - はじめまして。最初から読ませてもらいました！とても楽しくて面白かったと思いました。特に夢主のおっしゃる事や性格、個性、シリアス感がと出ていて読むのが楽しかったです。更新頑張ってください！！応援しています。 (2020年9月14日 1時) (レス) id: b338802f9d (このIDを非表示/違反報告)
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