40second ページ42
.
そうこうしている内に０ポイントの仮想敵は数十mの距離にまで迫っている
信用が出来ないのなら見せるしかない、言葉で伝わらないなら見せつければいい。
私の一言に視線をグラつかせ、あからさまに心が揺らいだ女の子を差し置いて
私は０ポイントの仮想敵の方に走り出す
後ろからは女の子の叫ぶ声が聞こえた。
中身はまだ、私を無謀だと制止するもの。
そんなにも信じられないなら、証明しなくては。
何事にも理があり、可能か不可能かは証明の果てに決まるもの。
こんな些細なことに長ったらしい証明論は不要
ワンシーンの映像を、場面を見せつければいいだけ
『残り3分!』
コイツは両足のような部分がある。
真っ向から急接近しても私が触れてから砂時計を取り出して静止させるまで
その数秒のタイムラグ、その短時間も真っ直ぐ進み続ける
正面で作業してちゃ轢かれるだけ。
だから、まずは触れずに御膝元にでもお邪魔しよう。
これだけ大きいもののときを動かすとなると残る体力の半分以上が持ってかれるけど…
でも可能だ、全然いける。
脳内シュミレーション通り、仮想敵も私も距離を詰めて
仮想敵との間が約３ｍ位になってからタイミングを合わせて跳躍。
飛び乗るとほぼ同時に本体に触れ、砂時計を取り出す
気が付けば女の子は目の前
でも、彼女と仮想敵が接触する前に私の個性で仮想敵はピタリと停止した
「だから言ったんです、平気だって。」
「壊すの、手伝って貰えますか？」
その後私は機械の構造において重要な部分…
接合部分のネジとかの時を進ませて劣化させて少しずつ壊した。
…というか解体？
程なくして女の子やさっき見かけた黒髪の男の子
他にも物理攻撃が得意な受験者がゾロゾロと。
０ポイントの仮想敵、やったところで意味は無いと
参加してくれなかった人も多数いるらしい
でも、この人達は「１人が作ったきっかけがあるならやろう」と言ってくれた。
絵面的にいえば１つのデカい機械を集団でリンチか？ってくらいぶっ壊しているので
…まぁ、微妙な所だろうけど急なチームアップもあるわけだし
私の言えた義理ではないけど、これくらいの協調性がないとやっていけないよ。
消太さんみたいなアンダーグラウンド系なら例外だけど
『試験終了ーーーー!!』
いつ、残り１分の通達があったか気が付かなかったが
数名の受験者と一緒に０ポイントをほぼ破壊し尽しくした時、試験終了の声が響いた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 319人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
チョコ&ピーナッツ(プロフ) - うわわわ…！！紹介して頂き本当にありがとうございます！！私もこちらの作品が大好きです！！もう睡様には頭が上がりませんね…！イラストもお上手で小説も面白い…！！尊敬します！！更新頑張って下さい！！ (2019年4月27日 18時) (
レス) id: 131b6cb561 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
