相談者その１１［45 Rabbit］ ページ31
「「こっっっわ！！！」」
次の日、天気予報ではゼロパーセントと言っていたにも関わらず、ちょっとびっくりするほど雨が降る屋外を見て、私と帝統は大声を上げた。
「あんた達、うるさい！！」
「ごめんお母さん！……独歩さん、なんで雨降るってわかったんだろ……」
「どの天気予報でも絶対晴れって確かに言ってたぜ……あれか？寺の息子か？」
「それどこの空却だよ」
あ、でも『寺生まれのDさん』ってちょっとカッコいいな。
なんかDの意志を継ぐ者みたい。
「そういえばお前、そのナゴヤディビジョンのリーダーのダチなの？よく名前聞くけど」
「そーそー、昔からの知り合い。何を隠そう高校時代、あいつの彼女である女の子とあいつをくっつけたのは私です」
「お前、高校の時からそんな性格だったのかよ……」
なんか帝統がめっちゃ引いた顔してるのは置いといちゃおっと。
櫛名田Aに相談すると恋愛成就するって高校の七不思議の一つと化していたのは良い思い出だよ。
そのせいで他学年の人達から櫛名田Aって名前の恋愛の願いを叶えちゃう系妖怪だと勘違いされたこともあったっけ……
「っと、そろそろお客さんが来る頃だと思うから準備しないとね。帝統は今日、昼までだっけ」
「おう！」
帝統は今日、昼から彼女さんとデートらしい。
は〜、帝統がバイトに来る日は惚気が聞けるから本当幸せ。それだけで普段の倍頑張れる。
そんなことを考えながらも準備に取り掛かっていると、一人目のお客さんが入ってきた。
お、この人は……
「いらっしゃいませ、入間さん」
「どうも、Aさん」
最近は珍しいお客さんがよく来店するなぁ。
少し嬉しい。
彼は入間銃兎さん。ヨコハマ署組織犯罪対策部の巡査部長、警察官だ。
初めて会った時『銃兎さん』と呼んだら思いっきり顔を
この人も仕事柄忙しく、一人で来店することなんてほとんどない。
「今日は仕事でヨコハマからここまで？」
「まぁそんなところです。あ、コーヒーを一つ」
彼はメニューも見ずにそう言うと、軽く溜め息をついた。
やっぱり大変そうだなぁ。
「……やっぱり大変ですか？警察官って。私は昔の将来の夢が警察官だったんですけど」
「おや、そうだったんですか？そうですね……なかなか大変ですよ。女性優位というのもあるし、トップが中王区ですしね」
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紅乱 - futureblue�鏡い気�» わぁぁ！ありがとうございます！続編の予定は……今のところないですね。完全なるネタ切れ状態でして(^_^;) 凄く嬉しいコメありがとうございます！！ (2020年5月12日 21時) (
レス) id: 649e22ca45 (このIDを非表示/違反報告)
futureblue�鏡�(プロフ) - 完結おめでとうございます!とても面白くて毎度更新を楽しみにしていました!一旦完結となっていましたが､もしかして続いたりするんでしょうか!?もし続編が出るなら是非読みたいです! (2020年5月12日 16時) (レス) id: 7e21f45296 (このIDを非表示/違反報告)
紅乱 - ノイズさん» えと、彼女さんと夢主の名前のことですかね！？すぐ改善するので詳しくオナシャス！！m(_ _)m (2020年4月4日 18時) (レス) id: 649e22ca45 (このIDを非表示/違反報告)
ノイズ - 名前が一緒なのに違和感が…（笑） (2020年4月4日 16時) (レス) id: 4f45d6607d (このIDを非表示/違反報告)
紅乱 - 空希さん» 喜んでもらえたなら嬉しいです！クシナダに行ってみたいですと！？作者としてそれ以上嬉しい言葉はないです！ありがとうございます！！ (2020年3月24日 21時) (レス) id: 649e22ca45 (このIDを非表示/違反報告)
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