１４２話＊全集中・オタクの呼吸 ページ12
「こんなにたくさん食べるし、髪の毛の色も変だし……」
『STOP！STOP！STOP！』
え、本当にどうしたのさ？急にネガティブスイッチオンしちゃった⁉
そのピンク色の髪を変とか言うのは、歴代プリキュアの主人公ほぼ全員を敵に回すも同然だからね⁈
『そんな事思ったことないよ！細身の子が人より沢山食べるとかギャップあって良いと思うし、可愛い子のイメージカラーはピンクって相場決まってるし……』
オタクの呼吸 壱の型・マシンガントークを炸裂させようとした瞬間、ふとある考えが頭に浮かんできた。
『もしかして……誰かになんか言われた？』
悲しげに微笑む彼女を見て、私はこの考えが外れていなかったと悟った。
不死川さんが見た目の所為で怖がられていると呟いた彼女の顔が酷く悲しそうだったのは、自分も見た目の所為で傷ついた経験があったからなのか。
性格などはある程度の努力でそれなりには変えることが出来る。しかし、姿形はどう努力しても自分で変えることは出来ない。
それを貶されるのは心を抉られるように苦しく、辛い事を、私はよく知っていた。
『……どこ』
「え？」
『私の数少ない癒しである蜜璃ちゃんを貶した塵はどこにいるの？髪の毛全部毟り取って植木鉢に植えてやるッ！』
そして二度と鏡を見れないような顔の骨格から変えてやるからな！はっはっは、ザマーミロ‼
「Aちゃん、待って！」
『心配しなくても大丈夫だよ、こんな言葉があるでしょ。“下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる”って！』
「撃つの⁉ 撃つ気なの⁉」
蜜璃ちゃんは慌てたように私を引き止めたけど、私の表情が変わらないのを見て、緊張の糸が切れたように吹き出した。
「ふふっAちゃんったら……」
『ごめん、何で笑われたのか理解出来ないんだけど』
「ふふふ、ごめんなさい！Aちゃんがこんなに怒るの初めて見たから……それに、私の為に怒ってくれるのが嬉しくて」
それにね、と彼女は目の淵から溢れる涙を拭いながら付け加えた。
「この話をした時の伊黒さんの反応と少し似ていたから。うんうん、きっと二人は良いお友達になれるわ！」
……良いお友達になれるかどうかは兎も角、私と伊黒さんの反応が似ていたとは……
あ、でも蜜璃ちゃんからこの話を聞いて、我を忘れて抜刀する伊黒さんなら容易に想像できるわ。
１４３話＊三十七歳(笑)→←１４１話＊夕飯がカレーの日のテンションは異常
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紅乱 - セブンス・エイカンさん» 小さい頃あの絵描き歌意味わかんなくてギャン泣きした記憶あります。(白目) 応援ありがとうございます！ (2020年4月2日 18時) (
レス) id: 649e22ca45 (このIDを非表示/違反報告)
セブンス・エイカン(プロフ) - 関係ないけどハクション大魔王の絵描き歌って意味不明ですよね。ワオワオワオワオ！！とか言い出しますもん。続編に行っても頑張ってください！ (2020年4月2日 18時) (レス) id: b773bec88c (このIDを非表示/違反報告)
紅乱 - 匿名さん» 麦茶吹いたんですか！？ハンカチどうぞ・ω・)っ◇ シャーロット家次男は皆さんご存知のカタ○リさんです。笑ってもらえたなら嬉しいです！ (2020年3月31日 13時) (レス) id: 649e22ca45 (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - カバは可愛いから〜のくだりで飲んでた麦茶吹きました。そしてシャーロット家次男ww (2020年3月31日 12時) (レス) id: eb8e936342 (このIDを非表示/違反報告)
紅乱 - セブンス・エイカンさん» 小鉄君は真顔でエグいことする子だと信じて疑ってません。(失礼) 嬉しいコメント本っっ当にありがとうございます！頑張ります！！ (2020年3月29日 17時) (レス) id: 649e22ca45 (このIDを非表示/違反報告)
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