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「小鬼ちゃん、これも頼まれてくれるかい？」
「はい、おまかせを！ついでにゴミも棄ててきちゃいますね」
「さすが小鬼ちゃんだ、気が利くねぇ」
次の職場はMr.Sのミステリーショップ
ここではサムさんの指示のもと、在庫の管理や発注、清掃に接客、たまに商品企画もやったりする
「そのまま休憩で構わないよ。朝から働き詰めだろう？」
「いえいえ、まだ学園長に頼まれた仕事があるので」
「まだ仕事が？学園長も人使いが荒いねぇ」
サムさんの言葉に苦笑を返し、私はゴミ袋3つを両手で持ち上げる
俺も手伝うよとサムさんが申し出てくれるけど、店を空けるわけにもいかないので丁重に断らせていただいた
「また何かあれば呼んでくださいね」
手を振るサムさんに軽く会釈して、私はとっとこ店を後にするのであった
「ちわッス。手伝いますよ」
「あっ、ラギーくん」
ゴミ捨て場に向かう道すがら、廊下で出くわしたのは2年生のラギーくん
彼は私の持つゴミ袋に気付くとすかさず手伝いを申し出てくれた
「でも…これからお昼なんでしょう？」
「いいんスよ。目当てのものはもう盗ったんで」
「わぁ、また購買戦争に勝ったの？いつも凄いよね」
確かに彼の腕にはパンがビッシリ入った袋がぶら下がっている
明らかに一人分ではないが、寮長の分も含まれているんだろう
「ありがとう、ラギーくんは優しいね」
2つもゴミ袋を掻っ攫っていった彼にお礼を告げる
「…誰にでも優しい訳じゃないっすよ」
そっぽを向いて返された言葉は私の耳には届かなかった
「おぉ！待っていましたよ！ささ、入って入って！」
「お疲れ様です、学園長」
ラギーくんと別れた後、学園長室に呼ばれていた私はお腹の虫を宥めながら部屋へ向かった
そこで待ち構えていたのはクッキーを片手に寛ぐここの長
「それで、仕事っていうのは…」
「よくぞ聞いてくれました！」
早速本題を切り出した私に喜色を浮かべる学園長
彼は一度ゴホンッと取り繕ったように咳払いし「いやね、」と言葉を続けた
「今度急遽"総長"がいらっしゃることになったんですよ」
その言葉に私は合点がいく
"総長"
学校理事会に属する、学園長より偉い人
その人が今度監査に来るから諸々の準備をよろしくと、つまりそう言っているのだ
「私は入学式の準備がありますし、頼みましたよ！」
入学式は夕方から
それまで時間あるのに…
しかし私は大人しく首肯を返すのであった
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くらげ - 待って、、、ロスカゲートじゃない、、、、、すみませんでしたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！！！！！！！！！！！！！！ (12月3日 10時) (
レス) @page50 id: 09404ca91f (このIDを非表示/違反報告)
くらげ - "深淵の君"ってえ！？王子様がくるその日までのロスカゲートちゃん！！？？いろんな世界線ある！？やべぇ！！！これからも応援してます！！！！ (12月3日 10時) (レス) @page31 id: 09404ca91f (このIDを非表示/違反報告)
あ - 天才か 夜中に見て感傷に浸ってる (2023年1月10日 2時) (レス) @page50 id: af6608e558 (このIDを非表示/違反報告)
ふみ(プロフ) - ぷりんせす わんこ見たいです🥺 パスワード教えて欲しいです…作者様の作品が全部良すぎてお気に入りです。 (2022年12月19日 19時) (レス) id: ace6ee2d95 (このIDを非表示/違反報告)
みみ - ぷりんせすわんこ見たいです...🥺パスワード教えてほしいです...作者様の作品全部が神すぎて..... (2022年12月4日 15時) (レス) @page50 id: b8f7239a75 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ﾆﾉｺｺ
| 作成日時：2021年10月12日 15時
