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知ってるけど… ページ9

あ「………」

『良かったの?隠して』

あ「いいよ、お兄ちゃんにはすぐバレるだろうし、いつ気づいてくれるか楽しみ」

『それもそうだね』

あ「ありがとう」

『え?』

あ「わたしの代わりに全部覚えててくれて」

『気にしないで、わたしなにもしてないし』

あ「そんなことないよ…早く名前決まるといいね」

『うん、楽しみ』



ガチャ



アル「A、いいかい?」

あ「アルくん、なに?」

アル「いや…えっと…あの時…俺が側にいたら…って…」

あ「???あ…」




あの時って…




耀さんがわたしをすぐに別の病院に移した時か…




あ「大丈夫だよ、気にしてないから、アルくんに悪いとこなんてないよ」

アル「………本当に」

あ「ん?」

アル「本当にAかい?記憶なかった時のこと…覚えてないかい?」

あ「え…うん…ごめんね、なんでここにいるかもわかんないんだ…」




本当は知ってるけど…




君が私に告白したのも…ね?




アル「ハァ…そうかい…」




心底ホッとしてるけどわたし覚えてるんだよねー




これ行ったらどんな顔するだろ




罪悪感ハンパないな…





『アルくん可哀想』




あ「シー…」

アル「どうしたんだい?A?」

あ「なんでもない、今の状況教えてくれる?」

アル「うん、もちろん」




この時でさえわたしの頭の中には…兄上の葬式での風景が頭に駆け巡っていた




頭の奥に追いやろうとしてもまた戻ってくる




押しても押しても跳ね返ってくる




それでもアルくんの前なので、涙だけは堪えた




顔には出てたかもしれないな

貼り付けた笑顔 〜アルフレッドside〜→←ここにも届いた 〜マシューside〜



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Bee ウルフ(プロフ) - しろんさん» うわー!久々のコメント!そして評価嬉しいです!最近自信がなかったので本当に嬉しいです!ありがとうございます!しろんさん!ご期待に添えられるか分かりませんががんばります! (2019年1月24日 15時) (レス) id: c355d16930 (このIDを非表示/違反報告)
しろん - とても深くそして感動で…思わず一気読みしました…!めっちゃすこ…です…!!更新楽しみにしています!これからも頑張ってください(b・ω・)bこの作品大好きです! (2019年1月24日 12時) (レス) id: 52811e6ffc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Bee ウルフ | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2018年10月6日 22時

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