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今のおまえには分かるわけないのにな ページ2

あ「スッ…グスッ…」(泣 ポロポロ




なんで…




なんで動かないの…?




お願い…




立って…




立たなくちゃ…




でも…




足が…動かない…




震えが…止まらない…




わたしは今すでに顔さえ伏せてしまっている…




自分の力で…しないと…




いけないのに…




あ「お兄ちゃん…」(泣 ポロポロ




ごめんなさい…




わたしは…まだ…




アサ「なんだ?」




あ「へ?」




わたしが顔を上げて後ろを振り返ると




お兄ちゃんがいた…




わたしの大切な…




血の繋がっていない兄が




血の繋がりとか関係なしにわたしを助けてくれようと必死な兄が…




あ「お…お兄ちゃん…どうして…」

アサ「あいつが教えてくれた…それにおまえが苦しそうにしてたから…」

あ「でもわたし…」

アサ「いいから…落ち着くまでいてやる」








〜アーサーside〜


目真っ赤じゃねえか



彼女の頭に手を置くと…



それだけで震えてるのが分かった…



俺が置いていった時と同じ…



アサ「………」

あ「お兄ちゃん…?」



俺はいつの間にかAを抱きしめていた



あ「えっ?!なっなに?お兄ちゃんどうしたの?」

アサ「ごめんな…」

あ「え?」

アサ「ほんとごめん…ごめんな…」

あ「なんでお兄ちゃんが謝るの?」



今のこいつにいっても仕方ないのに…



分かっていても…




俺の頭に浮かぶのは…




こいつを置いていってしまった時の記憶




あ「お…お兄ちゃん苦しいよ、ねえ」

アサ「あっ悪い、ごめんな、変に謝り出して…」

あ「ううん…大丈夫…」

アサ「今日中に行くことないぞ?」



そう問いかけると彼女は下を向いて首を振った



あ「行く…自分で決めたから…」

アサ「そうか…」

あ「行ってくるね」にこっ



そう言って彼女は恐る恐る歩き出した



少しは落ち着いてくれたみたいでよかった

わたしの中の…→←設定



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Bee ウルフ(プロフ) - しろんさん» うわー!久々のコメント!そして評価嬉しいです!最近自信がなかったので本当に嬉しいです!ありがとうございます!しろんさん!ご期待に添えられるか分かりませんががんばります! (2019年1月24日 15時) (レス) id: c355d16930 (このIDを非表示/違反報告)
しろん - とても深くそして感動で…思わず一気読みしました…!めっちゃすこ…です…!!更新楽しみにしています!これからも頑張ってください(b・ω・)bこの作品大好きです! (2019年1月24日 12時) (レス) id: 52811e6ffc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Bee ウルフ | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2018年10月6日 22時

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