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第186話 ページ43

こちら試験会場




白くそびえ立つこの建造物こそこの天界で二番目に大きい建物です





あ「アーサーがんばってね」

アサ「ああ」

あ「あっでもアーサーにはこの言葉は不要?」

アサ「そんなことねえよ、おまえが言ってくれるならなおさらだ」




誰だこの人




周りもなんかキラキラしているような?




そんなアーサーの背後から見覚えのある人物が現れた




イヴァ「やあアーサー君、Aちゃん、久しぶりだね」



その声を聞くなりアーサーは一気に真っ青になった



心なしか震えているような?



そんなことより挨拶しないと



あ「お久しぶりですイヴァンさん…あれ?私あなたに名前言いましたっけ?」



私はあなたに名乗った覚えはありませんよ〜



名乗ってもらった覚えはありますけど



イヴァ「うん、だって君有名人だもん、みんな知ってるよ」

あ「そうなんですか」


アサ「い…イヴァン…」

イヴァ「どうしたの?アーサー君、顔色が悪いよ、あと僕も受けるからよろしくね」



ニコニコなイヴァンさんに対し



面白くねえ…と言わんばかりの顔をしているアーサー



アサ「なんでもねえよ…あとおまえ…いつ戻ってきたんだ?」

イヴァ「うーん、最近かな、姉さん達が頑張ってくれたからね、なんとか帰ってこれたよ」

あ「よかったですね」

イヴァ「うん、それでさアーサー君」

アサ「なんだよ…」

イヴァ「もし僕の方が点数が高かったら、君の家、僕にくれないかな?」

アサ「はあ!?なんだそれ」

イヴァ「だって君Aちゃんの家にいるんでしょ?なら家いらないんじゃないかな?」

アサ「いるっっての!俺はAの家には行くが、俺の家はあそこだ」



寝に来るだけでしょ



イヴァ「いいじゃない、二人とも付き合ってるんでしょう?」




その言葉は訂正せねば!




あ「まだなんです」

イヴァ「え?そうなの?てっきりもう一緒に住んでるんだと思ってたよ」




アーサーが結構苛立って見える




歯を食いしばって…手を握りしめ…




まるで殴りたくても殴れないから耐えているかのよう



アサ「(イヴァンのやつ…完全に俺で遊んでやがる…)そもそもおまえ、姉と妹がいるんだから、そいつらの家に行けばいいだろ?」

イヴァ「え〜アーサー君は冷たいな〜、いいじゃない、それに僕が勝ったらの話だよ」

アサ「っ……」



時間が来てしまったので


二人はそのまま試験会場へと消えていった

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Bee ウルフ(プロフ) - まろんさん» 後半うまくかけてるか心配だったのでそう言っていただけるとすごく嬉しいです (2015年8月28日 17時) (レス) id: 5c605e02bf (このIDを非表示/違反報告)
まろん - いつも楽しく読ませてもらってます。甘えてるアーサー可愛い・・・! (2015年8月28日 16時) (レス) id: ac90125e1f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Bee ウルフ | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2015年7月17日 10時

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