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第177話 ページ33

ガラガラ





あ「ただいま戻りましたー」

アサ「…………」




そこにはむすっとしたアーサーがいた




不機嫌そう





あ「大丈夫?」

アサ「A不足で死ぬ」



私はため息をついて椅子に座る



あ「冗談はやめて、あなたがしんだら私が困ります」

アサ「ハグ…」

あ「はいはい」




そういう彼を抱きしめる





ほんと誰だこの人…




ツンデレであるはずの今の彼のツンはどこへやら



今はなんとも弱々しいです




アサ「A」

あ「ん?」



ハグをやめて話を聞く体制に




あ「なに?」

アサ「前…俺のこと無所属って言ったよな」

あ「うん…」

アサ「それってどういうことだ?」


※無所属=無職 とお考えください


あ「だって…私もだけど、アーサー仕事してなかったでしょ?向こういる間」

アサ「確かにな、してなかったっていうか…できなかっただけどな…」



あの姿で仕事できたらびっくりだって



あ「だから…私もあなたも…仕事放棄になってるんだよ、だから解雇?みたいになってるんだよ多分」

アサ「そういうことか…じゃあまた試験受けないといけないのか…」

あ「うん」

アサ「じゃあA俺と一緒に試験受けn(あ「ごめん!」(またかよ!」

あ「私もう…受けちゃったの…退院してしばらくして、受けられるって聞いたから…ごめんなさい…」



俯く私に



彼が手を私の頭に乗せる



アサ「気にしねえよ、すぐ追いついてやる、あと…誰とも組んでねえよな?」

あ「うん、それは大丈夫」

アサ「ならいい」ポンポン



頭をポンポンされる



なんか悪い気はしない



アサ「あとA…昨日聞きそびれだが…」

あ「ん?」

アサ「ここまでおまえが一人で運んだのか?」



アーサーが入っているのは自分が気絶したあとの話だろう



あ「え?ああ、木から降ろして、しばらくしたところで菊さんに連絡しましたよ、流石に病院まではきついので」

アサ「…………なあA」

あ「なに?」

アサ「おまえ…敬語やめろって言ったよな?随分前に」

あ「言いましたね」

アサ「なんで俺に対してたまに敬語なんだ?」



アーサーちょっと顔怖いよ



あ「ご…ごめんね、なんか向こうで敬語しか話してなかったから、なんか話しにくくて…だからそんな怖い顔しないで…」

アサ「わ分かったよ…分かったらそんな涙目で上目遣いでこっちみんな!」

あ「意識したつもりはないんですけど…」

アサ「…………敬語」

あ「あ…」



気をつけよう

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Bee ウルフ(プロフ) - まろんさん» 後半うまくかけてるか心配だったのでそう言っていただけるとすごく嬉しいです (2015年8月28日 17時) (レス) id: 5c605e02bf (このIDを非表示/違反報告)
まろん - いつも楽しく読ませてもらってます。甘えてるアーサー可愛い・・・! (2015年8月28日 16時) (レス) id: ac90125e1f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Bee ウルフ | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2015年7月17日 10時

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