動じない3話 文化祭(1) ページ4
今日は銀魂高校文化祭、年に一度の大イベントだ。
各クラスに見学者が出入りする中、群を抜いて人気の出し物店があった。
「Aちゃん。4番テーブルお願いできる?」
「あ、はい。了解しました。」
妙が意見をだし開いたクラブ『はいすくーるララバイ』である。
ここは、某教室を借り切って作られた模擬店で、店内を行き交うホステス役の女子生徒は、皆、妙が学年を問わずスカウトしてきた綺麗どころばかり。
桜田さんももちろんここで働いている。
いつもよりスカート丈が短く、襟ぐりの露出度もやや高いが、桜田さんは全く動じていない。通常運転だ。
客は皆、そんな堂々として美しい彼女を一目見ようと足を運んできたのだ。
この大盛況は8割方桜田さんのおかげといっても過言ではないだろう。
「いらっしゃいませ。ご注文はお決まりですか?」
4番テーブルに向かった桜田さんは椅子に座っている客に問いかけた。
学ランの前を全開にし、中にはワインレッドのシャツを着ている。眼帯をつけ、いかにも不良ですなこの生徒の名前は高杉晋助。銀魂高校創立以来、最強で最凶で最恐のヤンキーだ。
長期停学中だった彼だが、文化祭くらいいいんじゃね?というハタ校長の軽い考えで許可が下り、今日はここに来ていた。
普段なら文化祭など絶対に行かない彼だが今日はある目的があったらしい。
「よぉ、今日も綺麗だなA。」
桜田さんを口説くことと、いつもなら絶対に拝めない桜田さんのミニスカ姿を見ることだ。
彼は一年のころから彼女に惚れているらしくちょくちょく口説いている。
「・・・・ご注文はお決まりですか?」
もちろん彼女はまったく相手にせず、こんな風に流しているが。
「フ、冷てーなぁ。そういうところも好きだぜ。」
「あの、冷やかしなら他のお客様の迷惑になるので帰っていただけませんか?大体、貴方停学中でしたよね?ここに来れているのもうちの校長がバカだったおかげなんですから、そこらへん肝に命じておいてくださいよ。」
「相変わらず辛口だな・・・。」
結局高杉はコーヒーを一杯だけ頼んで帰っていった。
桜田さんは最後に「もう二度と来ないでください。」とはき捨てていた。
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ゆめ - 胡桃さん» しかし、ゆめはそれをドブ川に落としてしまった!ゆめに1000のダメージ!っと、おふざけはこの辺にして、ありがとうございます!文才があるといってもらえて嬉しいです! (2018年6月1日 19時) (レス) id: 071a98174c (このIDを非表示/違反報告)
胡桃 - ゆめ は 文才 を てにいれた! (2018年5月3日 13時) (レス) id: eaea3a9226 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめ - 銀魂LOVE♪の神紫ダヨさん» ありがとうございます!今、書いてます!もうしばらくだけお待ちください。 (2018年4月19日 22時) (レス) id: 071a98174c (このIDを非表示/違反報告)
銀魂LOVE♪の神紫ダヨ - 続き見たいです!更新頑張ってください応援しています (2018年4月15日 9時) (レス) id: 85fc3d6f11 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめ - ほわいとさん» 最近更新サボってすいません!ちょっと忙しくてヤヴァイの出もう少しお待ちください!絶対更新はします!絶対します! (2018年4月5日 13時) (レス) id: 071a98174c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆめ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/hasake/
作成日時:2018年2月27日 9時