動じない1話 ページ2
今日、僕はとんでもないものを見てしまった。
「ねぇ、僕先輩のこと好きなんですよ。付き合って……くれるよね?」
壁ドンに股ドンという少女漫画のような事をして口説いているのは一年だろうか、かなりのイケメンだ。
そしてその相手は僕と同じクラスの桜田さん。
「ねぇ、返事して?」
甘い声を出すイケメン。
僕は桜田さんがどんな返事をするのか心臓バックバクで聞き耳をたてていた。
「あの」
イケメン君の方をまっすぐ見つめ口を開く彼女。
「こんな状況で言うことじゃないと思うんですけど、鼻毛出てますよ。君。」
「え」
「(なに言ってんの桜田さぁぁぁん!!)」
あまりにも場面に似合わないデリカシーもくそもない答えにおもいっきりずっこけた。
戸惑う僕とイケメン君に構わず彼女は続ける。
「あと、私君の名前も知らないんですけど。初対面の相手にこんなこと出来るなんて君、変わってますね。」
「え、ちょっ」
「私そういう人苦手なんです。それじゃ。」
桜田さんはそう告げるとイケメン君の腕からするりと抜け出し颯爽と帰っていった。
イケメン君はしばらく呆然としていたがやがてフラれたことに気がついたのだろう。突然膝から崩れ落ちた。
「……もぉ、かっこよすぎかよ…好き…。」
それでもまだ好きなようだけど。
いろんな人を知らない間に魅了している桜田さん。
桜田さんは動じない。
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ゆめ - 胡桃さん» しかし、ゆめはそれをドブ川に落としてしまった!ゆめに1000のダメージ!っと、おふざけはこの辺にして、ありがとうございます!文才があるといってもらえて嬉しいです! (2018年6月1日 19時) (レス) id: 071a98174c (このIDを非表示/違反報告)
胡桃 - ゆめ は 文才 を てにいれた! (2018年5月3日 13時) (レス) id: eaea3a9226 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめ - 銀魂LOVE♪の神紫ダヨさん» ありがとうございます!今、書いてます!もうしばらくだけお待ちください。 (2018年4月19日 22時) (レス) id: 071a98174c (このIDを非表示/違反報告)
銀魂LOVE♪の神紫ダヨ - 続き見たいです!更新頑張ってください応援しています (2018年4月15日 9時) (レス) id: 85fc3d6f11 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめ - ほわいとさん» 最近更新サボってすいません!ちょっと忙しくてヤヴァイの出もう少しお待ちください!絶対更新はします!絶対します! (2018年4月5日 13時) (レス) id: 071a98174c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆめ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/hasake/
作成日時:2018年2月27日 9時