♡♡♡♡ ページ8
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「なんか聞いたことあっから。
俺にしときなよ、
アイツにも好きなやつがいるんだ。」
『私は諦めないです。
いつか振り向いてくれるその日まで
私は鉄太君のこと想い続けるんです。』
「そっかぁぁ。
じゃあ俺もお前を振り向かせるために
頑張んなきゃなぁー。」
『冗談よしてください。』
半間くんの腕をゆっくり下ろして
先に進んだ。
「稀咲〜。いるかぁ?」
「半間か。なんだよ急に。」
「ジャージ返しにきた。」
「あ、それか。」
「お前あんな可愛い子、
放置してんのか。」
「は?何の話だ。」
「お前がいらねぇっつーのなら
俺が喜んで貰ってくぜ。
Aってんのか。
可愛かったなぁ、
ちょっと犯したくなるような
顔だった、なんつって___ 」
「お前それ本気で言ってんのか」
「あ?」
「いや、別に。」
「お前まさか嫉妬してんのか?」
「あ!?ちげぇよ馬鹿が。」
「女心は秋の空っつーだろ。
俺に気持ちが傾くのも
時間の問題だろーなー。あはっ」
…
男の人に抱きしめられたことなんて
初めてだった…。
なんかちょっとドキドキした…。
でもどうせされるなら
鉄太くんが良かったな…。
ピコン。
家の近くまで来た時に
一件の通知が来た。
ー明日の放課後空いてるか?
鉄太くんからだ…!
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作者名:ゆゆゆ | 作成日時:2022年11月27日 13時