♡♡♡ ページ9
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『おはよっ!鉄太くん!』
「朝からうるせぇな。
…元気になったのか?」
『心配してくれてたんだもんね?
ありがとう♡』
「うっせぇ。
お前がいつもと違うと調子狂うんだよ。」
『今日放課後って、何するの?』
「テスト勉強、俺が教えてやる。」
『え、本当!?』
「だから、勝手に帰るんじゃねぇぞ。」
『当たり前じゃん!!
鉄太くんだいすき!!』
「うわっ!やめろって!!」
鉄太くんに抱きついて
甘えちゃう。
こんなのはふざけていつもしてるから
周りの人もそれを見て
引くこともなくみんな慣れっこ。
でも鉄太くん、今日はなんか違う感じ…。
「っ…、お前、男に抱きついたりして
何考えてんだよ。」
“しつこいんだよ、離れろ”
これがいつもの鉄太くんフレーズなのに
今日は違うこと言われた。
『え、何考えてるって、別に…。』
「別に?」
『好きだからしてるの。』
「…あっそ。」
『鉄太くん…?』
「早く、移動教室だろ、準備しろ」
あれ、鉄太くん、耳赤い?
何で?なんでなんで!?
『う、うん、準備する。』
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作者名:ゆゆゆ | 作成日時:2022年11月27日 13時