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芥川さんは、私が目の前に出した"モノ"、「文豪ストレイドッグス」の漫画
をじっと見つめてからこちらをじっと睨み、額に青筋を浮かべた。
これはまずい。
なんて冷や汗を流しつつも
『コレ、読んでみてくれませんか?』
そう負けじと私も彼の目をじっと見て言った。
すると、そっと彼は私から視線を外し、漫画を手に取る。
よくよく考えれば、キャラに自分自身が出てくる漫画なんて読ませるのは少々とち狂っている。
でもこれしか方法がないのだ。
許してください(
ちらっと時計を見れば、時刻は23時。
明日も仕事がある私にとっては最悪な時間。
これからお風呂入って洗濯して....
別に洗濯は明日でもいいとしてお風呂は絶対入りたいし。だって今冷や汗すごいもん。
なんて誰得なのかも分からないことを考えていれば前からパタンッと本を閉じる音が聞こえた。
ハッと前を向くと、本の表紙をガン見している彼。
『....どう、でしたか』
緊張で手が震えつつ、彼の目をじっと見つめる。少ししてこちらに視線を移した彼
芥「...........」
少しの沈黙が続く。
カチ、カチ...
普段は聞こえない時計の音が、大きく、部屋全体に響くように聞こえる。
謝ろう、少しの時間でも、騙していたから。
そう意を決し、口を開きかけたその時
芥「先程は、疑って悪かったな」
そう少し暖かい声が聞こえてきた。
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紗雪(プロフ) - やつがれくん.....もうめっちゃ好き! (10月22日 16時) (レス) @page39 id: fc2b6b5dfb (このIDを非表示/違反報告)
○8○(プロフ) - やつがれくん…好きっス… (10月11日 7時) (レス) @page34 id: bcf389227d (このIDを非表示/違反報告)
オタク - スゥッッ...愛してます() (9月22日 18時) (レス) @page24 id: 625a6655ea (このIDを非表示/違反報告)
本の世界にいきたい(プロフ) - スッ…………好き(語源力) (9月13日 0時) (レス) id: 1975082612 (このIDを非表示/違反報告)
朝宮藍良@元十六夜紅葉(プロフ) - コメント失礼します!やつがれ君かわいいですww更新ゆっくりでいいので頑張ってください! (9月11日 19時) (レス) @page16 id: 384241b2c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もすこみゅーる | 作成日時:2023年7月17日 21時