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『もうそろそろだね、芥川くん』

いつの間にか空は真っ暗で
先程でさえ輝いていた月が尚、青白く、輝いて見えた

1歩、2歩と目的地に近づく度、2人の距離が近づいているような気がした。
もうそろそろで指が触れそうだ。

そんな時

芥「....着いたようだな」

芥川くんがそう言った。
ハッとなり、前を向く。するとそこには

『...!!きれい....!』

綺麗にライトアップされた街並みが逆さに映る、水面が見えた。
高い建物に、カラフルな観覧車
どれもこれも、逆さに映っていてまるで鏡を見ているかのようだった。

その絶景の良さを共有したくて、芥川くんの袖を握った。

『ねえ、見て芥川くん!すっごいきれ───』

その瞬間


芥「......嗚呼、綺麗だな」

その手は暖かく、私よりも何倍か大きなものに包み込まれていた。
それがなんなのか、そう時間は要らなかった。

『.....へ、』

自分でも顔が暑く赤いのを感じる。
きっと、金魚のように赤く染っているであろう頬を隠そうと私はもう片方の手を顔を当てる。

芥「.....顔が赤いぞ」

『見ないで!』

追い打ちを掛けられた私は、更に暑くなる顔を隠そうと下を向く。
すると

芥「.....僕と手を繋ぐのは、そんなにも嫌か..?」

上部からそんな声が聞こえてきた

『っ!そんなことない!!』

効果音が着きそうな勢いで顔を上げると、そこには意地悪な笑みを浮かべた芥川くんの顔があった。

芥「やっと僕を見たな」

『なっ......』

この前とは違う、意地悪な笑みに私は何も言えず、口をパクパクとさせていた

芥「Aは、下を向くより前を向く方が似合っている。
可愛いぞ」

本当に何があった?
そう言いたくなるほど女の子が落ちそうなセリフを言ってくる芥川くん。
何が狙いなのか、そう考える時間もなく、気づけば芥川は前を向いていた。

『....な、なんだったの....?』

唖然とする私を他所に、景色を楽しそうに眺める芥川くん。
私は、そうすんなりと気を戻せる訳もなく、ぼんやりと芥川くんの横顔を眺めていた。

夜の暗さで、よく見えないが
ほんのりと芥川くんの耳が赤く染まっている気がした

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
今回の芥川さん、いかがでしたか...?!
作者的にはもうまじイケメンって感じなんですけど....(語彙力)
かわいい芥川さんばっかりじゃキュンキュンしないかな?と思い、今回はこんな感じにさせていただきました!✨
今回の芥川さん、皆様の乙女心(?)に刺されば嬉しいです〜!💘

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紗雪(プロフ) - やつがれくん.....もうめっちゃ好き! (10月22日 16時) (レス) @page39 id: fc2b6b5dfb (このIDを非表示/違反報告)
○8○(プロフ) - やつがれくん…好きっス… (10月11日 7時) (レス) @page34 id: bcf389227d (このIDを非表示/違反報告)
オタク - スゥッッ...愛してます() (9月22日 18時) (レス) @page24 id: 625a6655ea (このIDを非表示/違反報告)
本の世界にいきたい(プロフ) - スッ…………好き(語源力) (9月13日 0時) (レス) id: 1975082612 (このIDを非表示/違反報告)
朝宮藍良@元十六夜紅葉(プロフ) - コメント失礼します!やつがれ君かわいいですww更新ゆっくりでいいので頑張ってください! (9月11日 19時) (レス) @page16 id: 384241b2c5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:もすこみゅーる | 作成日時:2023年7月17日 21時

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