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『えっ....』

暫くの沈黙が続き、それを破ったのは私の間抜け声だった。

芥「..少々おたずねしたい。良いか」

何故、貴方がここに居る。そんな疑問もある中彼からの問いに頷くしか他はなく私は小さく頷いた。

彼はそれを見ると私を掴んでいた羅生門の力を緩める。
あ、離してはくれないんですね()

芥「ここはどこだ。」

彼はそう私の目を真っ直ぐと見つめながら言った。

『と、都会外れの道です.....』

言った後、彼はそう言うことを聞きたい訳ではないと理解し冷や汗が流れた。
ちらっと彼を見れば私の予想通りのようで額に薄く青筋ができている。

『あ、ちがっ..と、東京です!東京!』

私がそう焦って言えば彼の青筋は瞬く間に見えなくなった。
ほっと安心したのもつかの間

芥「東京....。..!よ、横浜は!横浜へは行けぬか」

そう彼がどことなく焦ったように聞いてきた。

『横浜..行けなくは無いですけど..電車があるかどうか...』

しかも今の時間帯あっても混んでるかも。なんて付け足せば彼は分かりやすく肩を落とした。

芥「そ、そうか...」

彼がそう言った瞬間羅生門が解ける。

芥「情報感謝した。」

そう彼は暗闇に消えていった。

...ん?暗闇に..?

......


『え、ちょ..ちょちょちょっとまって?!』

気づけば私は彼をとめ、

『ねえ、行く宛てあるの?』

そう聞いていた。勿論彼の答えは

芥「...分からぬ」

..こんな彼の姿を見て放って置ける人が居るだろうか。少なからず私は放ってなんて置けない。

私は彼の手を掴むと


『ねえ、私の家に泊まってかない?』

そう言っていた。

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紗雪(プロフ) - やつがれくん.....もうめっちゃ好き! (10月22日 16時) (レス) @page39 id: fc2b6b5dfb (このIDを非表示/違反報告)
○8○(プロフ) - やつがれくん…好きっス… (10月11日 7時) (レス) @page34 id: bcf389227d (このIDを非表示/違反報告)
オタク - スゥッッ...愛してます() (9月22日 18時) (レス) @page24 id: 625a6655ea (このIDを非表示/違反報告)
本の世界にいきたい(プロフ) - スッ…………好き(語源力) (9月13日 0時) (レス) id: 1975082612 (このIDを非表示/違反報告)
朝宮藍良@元十六夜紅葉(プロフ) - コメント失礼します!やつがれ君かわいいですww更新ゆっくりでいいので頑張ってください! (9月11日 19時) (レス) @page16 id: 384241b2c5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:もすこみゅーる | 作成日時:2023年7月17日 21時

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