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『これはどうかな?』

芥「....」

悩むこと30分、大体を見終わったものの未だ芥川くんがビビットくるものはなく、
悩んでいた。

『んー...』

そんな時、

店「彼氏さんのお洋服をお探しでしょうか??」

『ヒュッ』

背後から店員さんに話しかけられ、息が詰まった。

『か、彼氏じゃないです..!!』

店「?!申し訳ありません!あまりにもお似合いだったもので....」

『お、お似合い...?!?』

顔が赤くなったのを自分でも感じた。
そんな私を他所に店員さんはまじまじと芥川くんを見つめる。
そして

店「こちらはいかがでしょう?」

そう私と芥川くんに1着の服を見せる

店「今着ている白のパーカーにこれを合わせればお兄さん元々スラッとしていらっしゃいますし、とてもいい感じになるかと!」

『あ、ありがとうございます!
芥川くん、どう?』

店員さんから服をいただき、芥川くんに見せてみる。気に入ってくれるかな?
と心配しつつ見つめていれば芥川くんはそっと服を受け取って

芥「これにする」

そう言った。

『え、ほんと!?』

まさかこんなすんなりと気に入ってくれると思っていなかった私は驚く。

芥「ああ、時間をかけてすまなかったな、」

『え、ううん?全然大丈夫だよ!むしろ楽しかったから!』
『芥川くんが気に入ってくれるのあってよかったよ、他にも似合いそうなの見に行こっか!』

そういえば芥川くんは"嗚呼"と私と同じスピードで動き始める。

そのあとはあっという間だった。
何着かいい服が見つかり1時間ちょっとでお店を出た。

『良かったね、いいの見つかって』

芥「嗚呼。....
A」

『ん?』

芥川くんに呼ばれ後ろを振り向く。
するとそこには

芥「突然きた僕の為に何から何まで...
"ありがとう"」

『!?』

ふわっと微笑む芥川くんがいた。

"ありがとう"

芥川くんが言った言葉が頭の中にループする。
"感謝する"でも"すまないな"でもない

誰かの言葉を聞いて教わったような
"ありがとう"
その初めてが私だと思うと、なんだか嬉しくなってしまった。

『ふふ....ふふふ..』

芥「....」

『待ってそんな冷たい目向けないで..??』

嬉しさのあまりにやにやしたせいで芥川くんには冷たい目を向けられてしまったけれど。

芥「(変わったやつだ)」

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紗雪(プロフ) - やつがれくん.....もうめっちゃ好き! (10月22日 16時) (レス) @page39 id: fc2b6b5dfb (このIDを非表示/違反報告)
○8○(プロフ) - やつがれくん…好きっス… (10月11日 7時) (レス) @page34 id: bcf389227d (このIDを非表示/違反報告)
オタク - スゥッッ...愛してます() (9月22日 18時) (レス) @page24 id: 625a6655ea (このIDを非表示/違反報告)
本の世界にいきたい(プロフ) - スッ…………好き(語源力) (9月13日 0時) (レス) id: 1975082612 (このIDを非表示/違反報告)
朝宮藍良@元十六夜紅葉(プロフ) - コメント失礼します!やつがれ君かわいいですww更新ゆっくりでいいので頑張ってください! (9月11日 19時) (レス) @page16 id: 384241b2c5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:もすこみゅーる | 作成日時:2023年7月17日 21時

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