story154 ページ43
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「天馬、天馬！」
「…？」
「どっちか選んで！」
「え…？」
私の手にはコーラの缶二つ。
実はこのコーラ。
片方は思いっきり振ってある。
「A…。ごめん、俺、今は…。」
「いいから飲むの！！」
「えぇ〜…。」
天馬は仕方なく、私が持ってるコーラに手を伸ばす。
「あΣ！そっちじゃなくて、こっち…。」
「えぇ、一体何だよ…。」
正直やりたくないけど…！
「うわっΣΣ！！」
コーラの缶をプシュッと開けると、
中身がぶわっと溢れて私の顔にかかった。
「う〜、わかってたのに…。」
「…ぷっ、あははははっ！Aおかしい〜！あははっ！」
狙ってしたことなのに、すごく恥ずかしかった。
でも、ずっと落ち込んでた天馬がやっと笑った。
それを見たら、恥ずかしさなんてどうでもよくて。
「…笑った。」
「…え？」
「あ、いや…天馬、元気なかったから…さ。」
「A…、ありがとう。」
「ううん、全然！」
笑いが治まってきた天馬は、自身のコーラに手をつける。
すると、
「うわぁっΣ！？」
「えっ！？」
中身が勢いよく吹きだし、天馬の顔に振りかかった。
「あ、あれ！？私、確かにこっちだけ振ったハズなんだけど…。」
「……も〜！Aー！！」
「ご、ごめん！！」
「…ふふっ、あははははっ！」
「…よかった。」
頑張れ、キャプテン！
・
in 病院
「…何？そのエピソード。」
「え？いや、だから今日一日の…。」
「天馬との会話の様子とか聞いてないもん！」
「いや、天馬が元気なかったからそーして元気出したって…。」
「…ちぇ。」
ぷく〜と頬を膨らませ、ふてくされる太陽。
試合が終わった後は、あんなにぐったりしてたのに、今はもうこんなに元気。
また試合に出られるように頑張っていた。
「天馬…、いいなぁ…。」
「え？」
「…なんでもないっ！」
ふいっとそっぽを向く太陽。
今日はご機嫌が悪いようで。
「…変なの。じゃ、私そろそろ帰るね？」
「…また来てよ？」
「わかってるよー！」
けど、可愛いことには変わりない。
「あれ？」
病室を出て、病院の外を見ると、
見覚えのある人影が二人目に入った。
あれは…、
「京介…と、夕香さん…？」
何であの二人が…？
それに夕香さんって確か…。
よくわかんないけど…。
とりあえず、守にぃに伝えとこう。
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蒼乃(プロフ) - takerutkさん» うぁぁぁぁ！！申し訳ありません！！ご指摘ありがとうございます…！誤字気をつけますね、、ずっとこのままだったなんてすみません、、、 (2016年6月20日 0時) (
レス) id: 0ae167b07f (このIDを非表示/違反報告)
takerutk(プロフ) - 10人に一人になってますよw (2016年6月19日 23時) (レス) id: 52a69e3143 (このIDを非表示/違反報告)
みりみり - こちらこそ！ (2014年12月3日 16時) (レス) id: d56b577762 (このIDを非表示/違反報告)
蒼乃(プロフ) - みりみりさん» 了解！じゃ、これからよろしく！ (2014年12月3日 16時) (レス) id: 4395e408d4 (このIDを非表示/違反報告)
みりみり - ハイ！よろしくお願いします(≧∇≦) あと、タメでも良いですよ(^O^) (2014年12月2日 22時) (レス) id: d56b577762 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼乃 | 作成日時：2014年10月1日 19時
