story141 ページ30
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「天馬…。」
天馬があんなミス、するハズがない。
それに、さっきのシュートだけじゃない。
今日の天馬、いつもと違って、試合に集中できてないような…。
「松風、なぜ手を抜いた？」
「「「！！」」」
「…え？」
京介…。
「今、雷門の中で本気を出していないのは松風、お前だけだ。」
「そんな…。」
「やる気がないなら、グラウンドから出ろ！」
「…！！」
「天馬…。」
もしかしたら…。
天馬も太陽のことを…。
＊
「…。」
ミーティングが行われている間。
私は一人、ある場所へと向かっていた。
その場所とは…。
新雲学園控え室。
時間はかかってしまったけど、ちゃんと答えは出せた。
私は正々堂々、太陽と戦う！
そして、みんなと勝つんだ！
だから、太陽に伝えにきた。
私は深呼吸をして、扉をノックする。
すると。
「あら、貴女は確か…。」
出てきたのは、新雲学園の狩部監督。
「お久し振りです、狩部監督。ちょっと、太陽と話がしたいんですけど…。」
「…わかったわ。」
私の表情を見て、すべてを察したのか許可してくれた。
「ありがとうございます！」
・
「姉さん…。」
私と太陽はスタジアムの廊下にやってきた。
「…太陽、ゴメンね？」
「え…。」
太陽は、急に私が謝ったことに驚いた。
「私、太陽の身体が心配で、太陽の気持ちのことなんかちっとも考えてなかった。」
「そんな…。僕だって、姉さんが心配してくれてるのに無理言って…ゴメン。」
「いいよ、わかってるから。」
太陽のこと…。
私と同じでサッカーが大好きだってこと。
なんでだろう。
ずっと隣にいたのに、気付けなかったなんて。
「…前半、ずっと見てたんだ。太陽のプレイ。」
「…！」
苦しそう。
苦しそうだったけど、楽しそうだった。
やっと思いっ切りサッカーができる。
病気のことなんか考えずに、この試合に全力で戦ってた。
この試合に、太陽のすべてをぶつけて戦ってた。
…自分の想いを貫いて。
「だから私は、太陽の想いに全力で答える。
どんなことがあっても全力で、すべてをぶつけて太陽たちに勝つ！
……これが私の答え。」
「！…ありがとう、姉さん。」
・
「後半、楽しみにしてるよ。良い試合にしよう。」
「うん。約束の勝負、決着つけようね。」
「…ああ！」
.
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蒼乃(プロフ) - takerutkさん» うぁぁぁぁ！！申し訳ありません！！ご指摘ありがとうございます…！誤字気をつけますね、、ずっとこのままだったなんてすみません、、、 (2016年6月20日 0時) (
レス) id: 0ae167b07f (このIDを非表示/違反報告)
takerutk(プロフ) - 10人に一人になってますよw (2016年6月19日 23時) (レス) id: 52a69e3143 (このIDを非表示/違反報告)
みりみり - こちらこそ！ (2014年12月3日 16時) (レス) id: d56b577762 (このIDを非表示/違反報告)
蒼乃(プロフ) - みりみりさん» 了解！じゃ、これからよろしく！ (2014年12月3日 16時) (レス) id: 4395e408d4 (このIDを非表示/違反報告)
みりみり - ハイ！よろしくお願いします(≧∇≦) あと、タメでも良いですよ(^O^) (2014年12月2日 22時) (レス) id: d56b577762 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼乃 | 作成日時：2014年10月1日 19時
