story135 ページ24
＊太陽side＊
ついに雷門との試合。
姉さんや天馬たちとの試合だ。
僕は少し遅れて試合会場に来た。
雷門のベンチの方に目を向けると、姉さんと目が合った。
すぐに逸らされちゃったけど。
…姉さん、ゴメンね。
絶対に無理はしない。
だから、試合に出ることを許してほしい。
「太陽。」
「やあ、天馬。」
フィールドに足を踏み入れると、
天馬がすぐさま駆けつけてきて、尋ねた。
「キミは、サッカーできないんじゃなかったの？」
「…！」
訊いちゃったんだ。
多分、冬花さんかな？
姉さんは言わないだろうし…。
「…そうだよ。僕の身体は、サッカーみたいな激しいスポーツには耐えられない。」
「そんな…！じゃあどうして……。」
心配する天馬に、
俺は天馬に自分の想いを話した。
こんな身体でも、
サッカーが大好きでいつも隠れて練習してた。
上手くなっていくのが嬉しかった。
その度に姉さんや冬花さんに怒られちゃったりしたけど…。
でも、病気が悪化して医者にサッカーを止められてしまったんだ。
そんなとき見たんだ。
雷門のサッカーを、キミのプレイを。
僕の中に、サッカーへの想いが溢れて、もう止めることができなかった…！
「僕は雷門に勝つ。勝って優勝するんだ。
その夢を手にするためなら、病気だってなんだって跳ね返してみせる！」
「そんなにまで俺達と…。でも、俺達だって負けるわけにはいかない！」
「…天馬なら、そう言ってくれると思ってた。」
「けど…。」
「？」
天馬の目が変わった。
その目は僕を真っ直ぐに見据えて、捉えていた。
「Aは、キミと戦くことを拒んでいるよ。」
「…！！」
知ってる…。
けど…。
「太陽の気持ちもわかる。
でも、Aの気持ちも考えてほしいよ。」
「天馬…。」
天馬はそう言うと、ベンチに座っている姉さんの元へ駆けて行った。
姉さんの表情は、いつものような明るい表情じゃなかった。
いつも試合前は目を輝かせているのに。
きっとそれを奪ってるのは、僕だろう。
けど、この試合にどうしても出たい。
その想いを止めることはできなかった。
ゴメン、姉さん…。
僕はいつもワガママばかりだね。
これを最後のワガママにするから。
.
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蒼乃(プロフ) - takerutkさん» うぁぁぁぁ！！申し訳ありません！！ご指摘ありがとうございます…！誤字気をつけますね、、ずっとこのままだったなんてすみません、、、 (2016年6月20日 0時) (
レス) id: 0ae167b07f (このIDを非表示/違反報告)
takerutk(プロフ) - 10人に一人になってますよw (2016年6月19日 23時) (レス) id: 52a69e3143 (このIDを非表示/違反報告)
みりみり - こちらこそ！ (2014年12月3日 16時) (レス) id: d56b577762 (このIDを非表示/違反報告)
蒼乃(プロフ) - みりみりさん» 了解！じゃ、これからよろしく！ (2014年12月3日 16時) (レス) id: 4395e408d4 (このIDを非表示/違反報告)
みりみり - ハイ！よろしくお願いします(≧∇≦) あと、タメでも良いですよ(^O^) (2014年12月2日 22時) (レス) id: d56b577762 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼乃 | 作成日時：2014年10月1日 19時
