story114 ページ3
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「っは〜…、死ぬかと思った…。」
「注射くらいで…。」
注射を受け終えた私は、
病院の廊下を練習が終わってお見舞いに来てくれた天馬と歩いていた。
「なーにが“痛くない”だよ。十分痛いじゃん！
っていうか注射より、腕握られる方が痛かったんだけど…。」
「Aが腕振りまくるからでしょ…。」
「しかもあの医者め、メッチャ面白がってたな…！」
「そりゃ中一であの様子じゃね。」
“嫌だ嫌だ！！待ってください待って待って！！”
注射が嫌だと叫ぶ私に、
その場にいたお医者さんや看護師さんは苦笑する他なかった。
とても中一とは思えない様だった。
「ちぇ〜、サッカーできないし、試合出られないし、注射されるし…散々だよ。」
「元気出しなよ。アイス買ってあげるからさ。」
「！！ホント！？ホント！？いいの！？」
「いいよ。」
「やった！よし、早く行こう！」
「あっ！廊下走っちゃダメだよー！！」
＊
「ん〜、サイコー…！」
さっきとは思いっ切り違って、上機嫌な私。
それもそのハズ。
大好物のアイスを食べられるのだから。
「A、チョコ派なんだね。」
「アイスはね。」
天馬の質問に答えながら、
私は天馬に買ってもらったハーゲン○ッツを
スプーンですくい、口に運ぼうとした。
その時、
突然ガシッとスプーンを持った手首を掴まれ、
その掴まれた手首は後ろにいた“誰か”の口元まで
引き寄せられ
「あ‶――――――ッ！！」
その誰かはスプーンにあったアイスをパクッと食べた。
「あーやっぱ美味しー！このアイス。」
「…よ。」
「よ？」
「ふっざけんなよこのやろおぉぉぉぉぉぉッ！！！！！
太陽のバカ―――――――ッ！！」
私が今まさに食べようとしていたアイスを横取りした“誰か”…。
太陽の方を振り向いて涙目になりながらも大声で叫んだ。
病院にいた看護師さんや患者さん達が何事かとこっちに注目してくるけどそんなの気にしない。
気にするのは…。
「アイス…。」
私はたかが一口奪われたくらいでここまで落ち込むドケチ野郎なのだ。
「ご、ゴメン姉さん…。」
太陽も反省してるのか慌てて両手を合わせて謝る。
可愛いから許してやるのがいつもの私だけど。
「食べ物の恨みはおっそろしいんだぞ！！」
「それは姉さん見てるとわかる。」
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蒼乃(プロフ) - takerutkさん» うぁぁぁぁ！！申し訳ありません！！ご指摘ありがとうございます…！誤字気をつけますね、、ずっとこのままだったなんてすみません、、、 (2016年6月20日 0時) (
レス) id: 0ae167b07f (このIDを非表示/違反報告)
takerutk(プロフ) - 10人に一人になってますよw (2016年6月19日 23時) (レス) id: 52a69e3143 (このIDを非表示/違反報告)
みりみり - こちらこそ！ (2014年12月3日 16時) (レス) id: d56b577762 (このIDを非表示/違反報告)
蒼乃(プロフ) - みりみりさん» 了解！じゃ、これからよろしく！ (2014年12月3日 16時) (レス) id: 4395e408d4 (このIDを非表示/違反報告)
みりみり - ハイ！よろしくお願いします(≧∇≦) あと、タメでも良いですよ(^O^) (2014年12月2日 22時) (レス) id: d56b577762 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼乃 | 作成日時：2014年10月1日 19時
