story127 ページ16
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河川敷でキャプテンとボールを蹴りあっていた。
お互い言葉は何も交わさなかったけど、不安はなかった。
来るってわかってたから。
「キャプテン！A！！」
「天馬！」
「…やっぱり来たな。」
走ってやってきた天馬の表情は、
いつもの明るい笑顔だった。
「俺、サッカーがやりたいんです！雷門のみんなと！
もう迷いません！俺、思いっきり楽しみたいです！サッカーが大好きですから！」
「ああ！」
「うん！」
天馬は夕日に向かって、大きくボールを蹴り上げた。
準決勝、絶対に勝とう！
勝って、聖帝の言う答えを見るんだ！
聖帝に見せるんだ。
楽しくサッカーをやるってこういうことだってことを。
私達は無我夢中でボールを追いかけた。
日が落ちていくのも忘れて、ただがむしゃらに。
もう迷いはなかった。
・
「はぁ、はぁ…！ゴメン太陽！来るの遅くなっちゃった…！」
時刻は七時半。
すっかり遅くまでサッカーをしていた。
だって、嬉しかったんだもん。
天馬に笑顔が戻ったことが。
「もー、今日は来ないかと思ったじゃないか。」
ぷくーと頬を膨らませる太陽は怒ってそうだったけど、
どこか嬉しそうだった。
「何かいいことでもあったの？」
あまりにも嬉しそうだったから、
私は何の疑いもなく聞いてみた。
このときの私は忘れてたんだ。
準決勝の相手が新雲だって、重要なことを。
「次の試合、雷門と当たるんだよね！？」
「…！」
「姉さんや天馬と戦うの、楽しみだな〜！」
「太陽…。」
やっぱり太陽は出る気なんだ…。
そう思った途端、不安がたくさん押し寄せてきた。
太陽は昔、病弱なのに無理してサッカーをして倒れたことがある。
だから私は心配なんだ。
太陽のことだから、次の試合は絶対に無茶をするだろう。
だとしたら、今の太陽の体は持つのかな…？
「太陽、試合に出る気なの…？」
「え？うん、体調だってこのところ全然大丈夫だし！」
「ダメだよ！」
「！」
「そんなことしたら、太陽の身体は…！」
「だから、大丈夫なんだって！姉さんは心配し過ぎなんだよ。」
「ッ…、太陽のバカ！！」
そう言って、病室を飛び出した
大丈夫だからって言って、“じゃ出ていいよ”なんて言えるわけないじゃん。
心配するに決まってる。
太陽がもし、倒れたりしたら…_________。
「ッ……！」
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蒼乃(プロフ) - takerutkさん» うぁぁぁぁ！！申し訳ありません！！ご指摘ありがとうございます…！誤字気をつけますね、、ずっとこのままだったなんてすみません、、、 (2016年6月20日 0時) (
レス) id: 0ae167b07f (このIDを非表示/違反報告)
takerutk(プロフ) - 10人に一人になってますよw (2016年6月19日 23時) (レス) id: 52a69e3143 (このIDを非表示/違反報告)
みりみり - こちらこそ！ (2014年12月3日 16時) (レス) id: d56b577762 (このIDを非表示/違反報告)
蒼乃(プロフ) - みりみりさん» 了解！じゃ、これからよろしく！ (2014年12月3日 16時) (レス) id: 4395e408d4 (このIDを非表示/違反報告)
みりみり - ハイ！よろしくお願いします(≧∇≦) あと、タメでも良いですよ(^O^) (2014年12月2日 22時) (レス) id: d56b577762 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼乃 | 作成日時：2014年10月1日 19時
