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「ただ、廃校にされた生徒の中には、雷門を逆恨みしてる奴もいるって…。」
「！」
「俺達に賛同した結果、学校が廃校にされたんじゃ、恨みたくもなるだろうな…。」
「そんな…！」
「やりかねないな、フィフスセクターなら。」
「京介…。」
ホントに、そんなことが…？
学校を廃校になんて、
そんなことあの人が指示するハズない…！
「この調子じゃ、俺達の革命に乗ってくれた月山国光や白恋も危ねぇぞ！」
「廃校とか、潰すとか…それじゃ、今まで感じていた追い風が、逆風になるかも…。」
「逆風か……。」
次々と浮かぶ不安を口に零すみんな。
確かに、このままじゃそうなりかねない。
でも……。
「いや、他校を廃校にするくらい、フィフスセクターは焦ってると考えられるぞ。」
「なんか、もうサッカー部だけの問題じゃなくなってきましたね。」
「そうだな、全中学サッカーの自由をかけた戦いなんだ！」
「おぉー！戦じゃ戦じゃ！！」
危機は逆に捉えれば、好機とも捉えることができた。
「すごいことになってきたじゃねぇか。」
「よぉーし！やろうよ、てん…ま？」
「…。」
天馬…？
「ちゅーか、天馬が吹かせた革命なんだから、やめるわけないっしょ。」
「は、はい…。でも…。」
「天馬？」
なんか天馬…元気ない…？
「みんな！新雲学園に勝って、決勝へ進もう！
天馬、他の学校のみんなだって俺達のようにサッカーをやりたいと願ってるハズだ。
その想いをもっと大きくフィフスセクターにぶつけていこう！
もっと強い革命を起こすんだ！」
みんながキャプテンの言葉に気を引き締めていく中、
天馬だけは一人、動揺していた。
「あの…、俺達が勝ち進めば、また他の学校が潰されちゃうんじゃないでしょうか…？」
「！」
「きっと、今たくさんの中学生が学校がなくなって、困っています。
なんか俺…、そういう人達のことを考えたら、怖くなっちゃって…。」
「天馬…。」
「だから…、ごめんなさい！！」
そうみんなに謝って、天馬は部室を飛び出して行った。
「天馬！待って！！」
「ほっとけ。」
天馬を追いかけようとする私を、京介が引き止める。
「で、でも！」
「今は、それが一番いいんだ。」
「っ…、天馬…。」
私、天馬の気持ち…考えてなかった…。
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蒼乃(プロフ) - takerutkさん» うぁぁぁぁ！！申し訳ありません！！ご指摘ありがとうございます…！誤字気をつけますね、、ずっとこのままだったなんてすみません、、、 (2016年6月20日 0時) (
レス) id: 0ae167b07f (このIDを非表示/違反報告)
takerutk(プロフ) - 10人に一人になってますよw (2016年6月19日 23時) (レス) id: 52a69e3143 (このIDを非表示/違反報告)
みりみり - こちらこそ！ (2014年12月3日 16時) (レス) id: d56b577762 (このIDを非表示/違反報告)
蒼乃(プロフ) - みりみりさん» 了解！じゃ、これからよろしく！ (2014年12月3日 16時) (レス) id: 4395e408d4 (このIDを非表示/違反報告)
みりみり - ハイ！よろしくお願いします(≧∇≦) あと、タメでも良いですよ(^O^) (2014年12月2日 22時) (レス) id: d56b577762 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼乃 | 作成日時：2014年10月1日 19時
