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そして、また日本からのボールで試合が再開されるが、アナハンによって早々にボールを奪われてしまう。
…また、さっきの流れだ。
またしてもゲイルスにボールが回って、西蔭が王家の盾で応戦するも、いとも容易くゴールに入ってしまった。
『や、やばくない…？ピンチじゃない？』
「まずいですね…こちらの雰囲気も…」
皆、なかなか思うように動けないのか少しイライラした雰囲気がある。
そうして、淀んだ雰囲気のまま前半が終了してしまった。
皆にドリンクとタオルを配って回るけど、皆やっぱりしんどそうだ。
『こ、こんなときどうすれば…』
「Aちゃん」
『今作戦考えてるんで、申し訳ないけど静かに……って、え？』
かけられる声を無視しようとするけど、聞き覚えのある声に戸惑う。
後ろを振り返ると見慣れた赤い髪が目に入る。
「久しぶりだね」
『の、野坂くn、ぐえっ』
「本当にどうして連絡をくれなかったの？僕ずっと寂しかったんだからね。療養中はずっとAちゃんのことを考えてたんだよ、今どうしてるかなとか変な男が寄ってないかとか」
『待って色々と大丈夫？』
急に抱きついてきたかと思えば照れる間もなくノンストップで喋り始める野坂くん。これが俗に言うヤンデレというやつなのだろうか。杏奈ちゃんが見てる前でこんな紛らわしいことしないでくれ。
明日人にヘルプを頼んでなんとか引き剥がしてもらう。
『う、苦しかった…』
「あはは…」
「大丈夫か？」
明日人に背中をさすってもらい、氷浦に心配される。いや優しいな伊那国の子たち。おばさん泣いちゃう。
「で？体はいいのか野坂」
「うん、大丈夫だよ。リハビリも頑張ってきたしね」
皆がそれぞれ野坂に一声かけていくと、監督がキャプテンマークを持ってくる。
杏奈ちゃんはそれを取ろうとするけどこちらを見る。
え、何か勘違いしてない…？もしかして私が野坂くんのこと好きだと思われてる？
気にしないで、どうぞ。とジェスチャーをするけど杏奈ちゃんは浮かない顔でキャプテンマークを手に取り、野坂くんに渡す。
…これは誤解をとく必要がありそうだ。
ｰｰｰｰｰ
一方、Aが抱きしめられているのを見て絶望している人達がいた。
「ば、ばあちゃん…」
「俺のAが…」
「しっかりしろ氷浦！」
「タツヤ、大丈夫か？」
氷浦、タツヤが死んだ魚のような目をしているとも知らずに、Aは野坂に言い寄られていた。
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サーナイト - 野坂ー！いよいよ出番！楽しみすぎるー！ (2020年6月7日 17時) (
レス) id: 5955d179f7 (このIDを非表示/違反報告)
Tena_unknown(プロフ) - ルルさん» コメントありがとうございます！マイペース更新ですが、それでも応援してくださると嬉しいです。 (2020年6月4日 2時) (レス) id: 42a710b782 (このIDを非表示/違反報告)
ルル(プロフ) - 凄く面白いです！続きが楽しみです！更新頑張ってください！ (2020年6月3日 9時) (レス) id: 221a90b765 (このIDを非表示/違反報告)
のりたま(プロフ) - 更新楽しみに待ってます！ (2019年3月6日 0時) (レス) id: dfae553a09 (このIDを非表示/違反報告)
『 』 - ひょっとして作者様はﾉｰｹﾞｰﾑ・ﾉｰﾗｲﾌ好きなんですか！？俺も大好きなんです！応援してます！ (2018年12月25日 17時) (レス) id: ec43b210b4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Tena_ | 作成日時：2018年11月19日 17時
