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「おっ、
みんな揃ってたんだね。」
１９時頃、翔も病室に顔を出した。
「翔兄、お疲れさま。
いろんな意味で・・・。」
「あぁ。
マジで疲れたよ、いろんな意味で。」
潤の言葉に苦笑いで返す翔。
「あれ、智兄白衣のままじゃん。
いいの？着替えなくて。」
「あり？
ほんとだぁ・・・。
まっ、いっか。」
「いいんかいっ！！！」
仕事着のまま病室にいる長男。
これ以上言っても着替えないのは目に見えているため、弟たちはこれ以上突っ込まないのであった。
「そういえば、
希達夕飯食べたのか？」
「ううん、食べてない。
２人とも熟睡しているからね。
寝れるときは寝かしてあげないと。」
「俺、厨房借りて何か軽いもの作ろうか？
２人が起きた時食べえるようにさ。」
「さすが潤！！
任せた。俺腹減った〜。」
「いや、別に潤君は翔兄のを
用意するとは言ってないでしょう？」
「えぇ〜、そうなのか！？潤。」
「いやいや、和。
翔兄をいじめるなよ。
俺、悪者みたいじゃん・・・。」
「んふふ。ごめんね、潤君。」
途中に和也の小言が乱入したが、潤は夕食に代わるものを準備すべく、自分の職場でもある厨房へと出かけて行った。
「それにしても・・・。
この人はこの騒がしい中で
いつまで寝てるのでしょうか？」
「ねぇ〜。いい加減、双子の隣、
交代してほしいなぁ〜。
おいらも眠い・・・。」
和也と智はそう言うと、さっそく行動に出た。
「雅兄？いい加減起きて！！
いくら夜勤だったとはいえ寝すぎです！！」
「そーだよ、雅紀。
おいらとベッド代わってよぉ〜！！！」
そう言うと、２人は希と望の布団は捲らないように気を付けつつ、雅紀の布団をはがす。
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作者名：mio
| 作成日時：2018年2月4日 23時
