私は平和に暮らしたい!! (ページ2)

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どうしてこうなった… ページ2

私は昔から何か変だった。1度覚えた事が忘れられない。

でも、覚えようとしたことはすぐに覚えられた。教科書丸暗記なんてよくしたものだ。

だから何かと目立ってしまうこと多かった。"変な子"としてね。

そのせいで私は大勢の人の前で話したり、目立つことが大嫌いになった。それは今でも。

なのに…なのに……

「で、scp-0000*。君はいつからその能力を手にしたんだね?何か手掛かりになるような事とか。」

絶賛変な白衣の人に意味わからない名前で呼ばれて、変なインタビューをうけてます…(泣)

もう…しかも英語だ。せっかくの旅行中だったのに……。

いきなり声を掛けられここ連れていかれたのだ。英語話せるのでまだ良かったけれど。

『ほ、本当に知らないです!確かに小さい時からでしたが…だって気付いたらなんでも覚えられるように…。』

さっきから質問攻めだ。これで何回目だろう。

「ふむ…。なるほど……。まあ今日はこの辺りにしよう。先程案内した部屋に戻りなさい。……念の為エージェントも同行するが。」

エージェントとはあの銃(?)を構えてる人達のことだろう。なんなんだこの施設は。ますます意味がわからない。

『は、はいっ…。分かりました。』

部屋は意外と広くて快適とまではいかないが中々過ごしやすい。

でもあのドアの前にあった、"scp-0000*"と言う表記はなんだったのだろう。

さっきもそんな風に呼ばれた気がする。

『はぁ…!』

私は取りあえず今日は何も考えず寝ることにした。これが悪い夢であることを祈りながら。