【はたらく細胞】俺達の日常［男主］

Outer story.1-1 ページ35

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「食作用が出来ない白血球なんていらないっての。あっちいけよ、"不良品"」


………仕方ないだろ、そう生まれたんだから。





「お前って女みたいな顔してるよな。"女顔"じゃん」


…………………知らねぇよ。俺だって望んでそんな顔になった訳じゃない。





「お前は"白血球になれないよ"」


…………………………黙れ。






「"必要ない"」


黙れ。









「「死んでしまえ」」




黙れッ！！！！！！！









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『………っは！？』

目が覚める。身体中が汗だくで、呼吸が荒い。
あの頃から、俺は全てを失って壊れていった。




『………最悪だ。もう思い出したくないのに』

見事に出勤時間に遅刻して、大急ぎで準備をして自分の部屋から出た。









「お、珍しいな。お前が出勤時間に遅れるなんて」

シロとシク、2048番の"シヤ"、2626番の"ニム"がお茶を飲みながら俺を待ってくれていた。


『いやぁごめんごめん、時計壊れてたわ』

在り来りな嘘を付いた。この4人は俺の辛かったあの頃を知っている。「夢で思い出しちゃった」なんて、言えるわけが無い。



「あちゃー、それは災難だったなぁ」

「まぁ仕方ないだろう。じゃ、点呼その他終わったんで解散！各自パトロール開始！」


リーダーのシロがそう言えば、皆バラバラにパトロールを開始した。








『………………はぁあ………今日は仕事したくない…』


ため息を付きながら、血管のパトロールを開始した。





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番外編として、「Outer story」を作ることにしました。これは完全なる二次創作となります。

今回は主人公の過去に関連します。
しばらくの間この番外編を進めていくので、原作沿いの小説は一時更新停止となります。

よろしくお願いします！

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