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〜A〜



声が治るまでは学校には行けない


制服でチョーカーは隠せないし



やる事もないし三河さんのお手伝い(何もさせてもらえない)しながら過ごしてると、「そういえば」と口を開いた



三河「例の手帳さ、捨てた?」


「え?えーと……破ってクシャクシャにした」


三河「それって中を見ろってこと?」


「え……何で?」


三河「だって破っただけならテープで引っ付けて直るよ」


「…………………………!!」


三河「(気付かなかったのか)」


「ど、どうしよ!どうしたらいいかな!!」


三河「Aは見て欲しかったんだよね?いいんじゃない?」


「やだよもう!今更見たって遅いし!!」


三河「僕に怒られても……取りに行く?」


「行く!!(即答)」









本部の中は未だキモチワルイ





あの手帳の声を探すと、会議室から聞こえてきた




直されることを喜んでる



早くしないと







ドアを開けると直りきった手帳を手に取る本部長様が私に言葉をかけた




忍田「ちょうど良かった。今から中を……」



見ないと何も分からないのであれば、見なくていい


そう思った



「もういいって言ったじゃん!!」


忍田「A!それを返しなさい」


「元は私のですけど!それと名前で呼ばないでもらえますか!!?」


忍田「名前で呼べと言ったのは君だ!」


「ボーダー様が市民を差別するつもりですか!」


忍田「Aもボーダー隊員だ!」


「辞めました!トリガーお返ししました!」


忍田「辞めるならせめて辞表を提出しなさい」


全員『(そういう問題!?)』


「え……辞表?」


忍田「そうだ」


辞表ってどう書くんだろ


会社を辞めますっていう意思表示だよね



全員『(悩んでる…)』



唐沢「(中学生だし、まだ知らないよな書き方

誰かに聞きたいけど、目の前にいる人には絶対聞きたくないって顔してる)」


社会(大人)ってめんどくさいな



辞めるのに何か書かなきゃいけないなんて




今書かなきゃダメなのかな?




忍田「(悩むぐらいなら私に聞けばいいだろ)」
唐沢「(…って、顔してる)」




そうだ!



《もしもし三河さん。辞表の書き方知ってる?》


三河《知ってるけど》


《よかった。じゃあ教えて……やっぱ上がってきて》


三河《中に?》


《うん》


これでよし。万事解決



本部長様がすこぶる機嫌が悪い



私のせいじゃないけどね


悪者でいいとは思ったけど、不機嫌なのを人のせいにしないでよ

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設定タグ:ワールドトリガー , 逆ハーレム , まゆ   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:まゆ | 作成日時:2018年12月23日 15時

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