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〜忍田〜




「そうそう忍田さん。お小遣い貰える?」


やっとかまって(喋って)くれたかと思えば、Aは真剣だった


忍田「欲しいならやるが……それより学校は」


「月々3千円?」


忍田「それだと少ないだろ」


「給料貰ってるもん」


そうなんだよな


給料があるし、今更小遣いなんて……あげるが





「忍田さんのお手伝い1回につき10円」


忍田「それもいいんだが、急だな。金に困ってるわけじゃないだろ」


「うん。でも唐沢さんが今時の子はみんな貰ってるって」


忍田「まぁ…確かに」


悪いことをするわけでもないし、手伝いをして金を貰うのは仕事と同じ


それに、それを理由にしたら本部に戻すことが出来るかもしれない



「じゃあ行ってくる」


忍田「は……?どこに」


お金稼ぎ(お手伝い)に」


忍田「俺だけじゃないのか?」


「みんなだよ」


どっから出したのか


小さめの猫の貯金箱を持って隊員にたかり……手伝いに行った









〜A〜



出てきたのはいいんだけど知ってる人がいない



知らない人に手伝いするからお金頂戴なんて言えるわけないし




緑川「迅さーん!勝負しようよ。ねぇ迅さーん」


迅「だーかーらー。俺はS級だから無理なの」


あの人は…玉狛の迅さん


りんどーさんの部下



迅「あれ君は……」


気付かれた!!


緑川「誰?」


迅「ん?あー…えと、知り合いだよ。どしたの1人で」


「お手伝い探してるの」


迅「手伝い?」


「1回10円」


迅「金とんだ。ふーん。面白そうだし何か手伝ってもらおうかな」


迅さんは初めてのお金を入れてくれた



から、お手伝い頑張る



迅「悪いな俊。さ、行こうか」



迅さんは人のいない部屋まで黙って歩いた


普段はたくさん人いるのに……









迅「肩たたきお願いしていい?」


「肩……たたき?」


新品のソファーにバタンと倒れた



肩たたきはお手伝い?




分からないけどお金を貰ったから働か(やら)ないと

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作者名:まゆ | 作成日時:2019年2月7日 15時

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